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「コロナ禍のような混沌の世の中では、身を滅ぼしかねない危険な情報も多く飛び交います。そのなかで間違った道に進まないためにも“自分で考え、自分で選ぶ”ことが何より重要。誤った情報に惑わされない『心持ち』を維持できるように日々、丁寧な暮らしを心がけましょう」

 

そう語るのは、スピリチュアリストの江原啓之さん。年始の本誌特集では、令和3年の生き方について「新型コロナウイルスがもたらした“天啓”をどう受け止めるかが試される年。“諦め”の姿勢から“破滅”に向かうのか、あるいはすべてを受け入れ、“楽に生きる”ことができるか。あなたの選択で未来は大きく変わる」と話してくれたが、それから7カ月が過ぎようとしている。

 

都市部では4度目の緊急事態宣言が発出されるなか、東京五輪が開幕。世の中が混迷を極める今、私たちはどう生きるべきなのか。そんな“コロナ禍”のお悩みに江原さんが答えてくれた。

 

【お悩み】

念願かない、開店したレストランが、コロナ禍のために、閉店を余儀なくされました。私はパート勤めをしていますが、夫は抜け殻のようになってしまい、どのように励まし、再起したらよいかわかりません。(西川正子さん・45歳・パート)

 

『北風と太陽』の話を知っていますか?

 

旅人の上着を脱がすことができるかを、北風と太陽が競うのですが、どんなに強く北風が吹いてもコートを脱がせることはできなかった。これに対し、太陽を燦々と照らすと、旅人はあっさりとコートを脱ぎ捨てます。

 

先ほどから話しているように、ここで家族にできることは温かい会話と食事です。太陽が暖かな日差しを注ぐように接し、ご主人が自然とエネルギーを取り戻すのを待ちましょう。

 

走り続けていた人が、思いがけず走ることをやめなければならなくなれば、虚脱状態にもなりますよね。すねてみたくもなるでしょう。幸いにもあなたは新たな仕事を見つけることができたのであれば、家計は「何とかなる」と、強い気持ちでいることが幸運を引き寄せると信じることも大切。

 

また、必死に頑張ってきて今回、図らずも閉店することになったのであれば、いままでの仕事のあり方についても立ち止まって振り返ってみる機会なのかもしれませんね。

 

仕事を促すのではなく、少し気力が戻ってきたら「一緒にウオーキングをしよう」と誘ってみるとか。いまはエナジーを補給するときだととらえてください。

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