■女性にばかりマウントを取る男性客は、店長を見たら帰る
また地方の純喫茶で働く女性・Bさん(29)は「複数の男性客が、自分とマスターを比較してくる」と話す。
「例えばときどき来る方なのですが、席に着くなり『マスターは今日おらんのか?』って。その後、コーヒーを出したら『マスターはこんな味じゃないよ』って言うんです。もともと私は別のお店でずっとコーヒーを出してきましたし、『マスターにも味を認められてここで働いているのに……』って悔しい気持ちになりました。
あとサラリーマンの方で、明らかに私とマスターに対する態度の違うお客様がいます。私が1人で店を回す日はいつもより態度が大きいんです。忙しい時に『食後のコーヒー持ってきて』と言われたのですが、その言い方が『できますか?大丈夫ですか?』って感じの半笑いで。大きな会社に勤めている方なのに残念です」
Bさんは「面倒なことを言う人は、相手が女性だろうと男性だろうとマウントを取ってきます。それでも今までの経験上、『女性の方が言われやすい』と思います」と続ける。都内のカフェに勤務するCさん(30)も「男性の店長を見て、あからさまに帰っちゃう人もいますね」と“女性ばかり標的にする男性客”の存在を教えてくれた。