新しい年を前に、本誌宝くじ班が昨今の当せんデータを分析。すると、不思議なことに「猫」にちなんだ売り場から続々「億」が出ていることが判明。そういえば、来る年は2022年。“にゃん・にゃんにゃん”と100年に一度の猫イヤーだったのニャ! 新年の爆当たり予測をお届けしますーー。
■爆当たり売り場の“名物招き猫”が「夏〜秋」に億を呼び込む!
「全国各地に特徴のある招き猫がいる爆当たり売り場があります」
こう話すのは、宝くじ研究家の山下剛さん。“名物招き猫”が実際に億招きしている売り場を北から紹介していこう。
地元の春日部張り子の職人が半年がかりで制作したという金色の巨大招き猫、タマちゃんがいる埼玉県「大宮西口DOMチャンスセンター」(さいたま市大宮区桜木町2-3-84)。平成以降の高額当せんが累計100億円を突破している売り場だ。
「’08年にタマちゃん誕生後、とくに大当たりが頻発。’20年には東京2020協賛ジャンボ1等3億円。サマー1等7億円。そして’21年は宝くじの日記念くじで1等1億5,000万円。みなさん、タマちゃんに購入したくじで触れてゲンかつぎして帰られます」(谷垣浩樹店長)
つづいて’21年ロト7の1等10億円が出た東京都「新宿チャンスセンター」(新宿区西新宿1-3-1)には、巨大招き猫の新ちゃんがいる。
「じつは新ちゃんは、姉妹店の人気宝くじ売り場『西銀座チャンスセンター』で億招きしていた猫を譲り受けたもの。そのとき、億招きパワーもいっしょにこの売り場に連れてきてくれたようです」(平井裕史店長)
平成以降、億万長者16人、総額27億円が出ている北陸の人気売り場・富山県「太郎丸チャンスセンター」(富山市太郎丸本町1-7-1)のシンボルはボックス上の巨大招き猫。
「売り場は、富山から名古屋まで続く国道41号線沿いにありますが、車に乗っていると遠くからでも認識できます」(山口茂店長)
売り場では’18年ハロウィンで地元の親子が別々に購入したくじがそれぞれ1等とその前後賞に大当たりし、親子とも億万長者になる奇跡が起きたことで有名。
「このときもボックス上の招き猫が宝くじの神様の目に留まったおかげかと話題に」(山口茂店長)
’21年バレンタイン1等3億円が出た京都府「京都駅ビルチャンスセンター」(京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町901)では、日本最古との伝承をもつ地元・檀王法林寺の黒い招き猫が億招き。
「このお寺で行われる『招福猫・主夜神大祭』で参拝者に授与される、厨子の中から見つかった古い招き猫(江戸後期)の復刻像です。これを店頭に置いてすぐに、’14年グリーンジャンボ1等5億円。’17年ロト6の1等、そして今回のバレンタインと大当たりが連発しています」(販売担当・藤井理さん)