【5】昼ごはんの菓子パンはNG
丸山さんは1個100円でも菓子パンは買わない主義。
「100円の6枚切り食パンを買って、1枚ずつシュガーバターなどでアレンジして食べれば、菓子パン5個分が浮く計算になります。菓子パンから食パンアレンジへ!」
【6】冷凍食品は保存袋で自家製しよう
冷凍食品も値段が上がってきているので、買わないで自分で作ろう。
「ブロッコリーやほうれん草は洗浄後、カットして、ジップロックなどの保存袋に入れて冷凍保存すれば2週間ぐらいはもちます。冷凍食品は買わずに手作りにしたほうが断然安上がりです」
【7】迷ったら野菜はもやしをチョイス
低価格でも栄養価の高いもやしは、節約の味方。
「野菜も燃料費の高騰で値上がりしているので、高い野菜は無理に買わず、その時々の安い野菜を買います。もやしは一年中安いので副菜におすすめです!」
【8】ふるさと納税で切り落とし肉を
丸山家では牛肉や野菜は「ふるさと納税」の返礼品を活用しているという。
「牛肉はロースではなく、たくさん入っている切り落としを選びます。また、野菜は市場価格も意識しながら、なるべく量が多くもらえる返礼品を選んでいます」
【9】コインランドリーを活用する
燃料費の高騰でクリーニング店も値上げが続いている。
「セーターやダウンも手洗いが基本です。洋服を買うときには手洗いできるか確認しましょう。羽毛ふとんも対応する洗濯機のあるコインランドリーで洗ったほうが安く上がります」
【10】電気・ガスの一本化で光熱費を圧縮
節約はしたいが、冷暖房を適切に使わないとかえって体調を崩すことも。
「エアコンをこまめに切るよりも、電気・ガスをまとめて契約したほうが、料金の節約につながります」。
ネットで簡単に比較できるので活用しよう。
おいしく食べれば「節約」という意識が消えて楽しくなる。できることから少しずつ、エンジョイしながら変えていこう!
【PROFILE】
加谷珪一
経済評論家。東北大学卒業後、日経BP社、投資ファンド運用会社を経て現職。『国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶』(幻冬舎新書)など多くの著書がある
丸山晴美
節約アドバイザー。頭金を貯めて20代でマンションを購入した経験を生かして節約アドバイザーに。FP、消費生活アドバイザー、調理師などの資格を持つ。『節約家計ノート2022』(東京新聞)など著書多数