【3】化粧品のシミは、クレンジングオイル
「うっかりついてしまったファンデーションや口紅など、化粧品の汚れは、顔と同じくクレンジングオイルで落ちます。『服にも使って大丈夫なの?』とよく聞かれますが、大丈夫です。力ずくでやるとかえって逆効果なので、注意してください」
(1)服の下にタオルを敷く
(2)シミに直接オイルをプッシュする
(3)歯ブラシで優しくたたいてタオルにシミを浮かす
※歯ブラシを横にゴシゴシこするとシミが余計に浸透し広がるので注意!
【4】鉛筆汚れには、ハンドクリーム
「鉛筆は、炭素粒子をハンドクリームの油分でなじませて浮き出させてとるのが正解です。こちらも強くこするのは逆効果。香りが弱めのクリームをおすすめします」
(1)ハンドクリームをシミになじませる
(2)洗剤をつけた歯ブラシで軽くこする
(3)普通に洗濯する
【5】食べこぼしには、食器用洗剤
「ラーメン汁のとびちり、食べこぼし、襟や袖のギトギト皮脂汚れ……。これら全部に効く“万能薬”は中性食器用洗剤です。汚れ落ちが強い弱アルカリ性洗剤だと服に影響が出ます。おしゃれ着の汚れにも、安心安全でつかえる中性洗剤を選びましょう」
(1)中性食器用洗剤をサッとシミにつける。(綿棒で少量をピンポイントに)
(2)そのまま洗濯機で洗う
綿とポリエステルは強い繊維なので問題ないが、麻、レーヨン、シルクは、摩擦に弱く、家での洗濯はリスクが高いという。無理をせず、クリーニング店のプロに相談してみてほしい。
「ご紹介したような、目からうろこな方法で汚れがとれると、皆さん喜ばれます。洗濯はコツをつかめば難しくないです。ぜひ楽しんでください」
劇落ち洗濯ワザで、お気に入りの洋服を長く着よう!