「100均グッズ」で暖房費を14,000円減らす節約技14 12月からガス・電気値上がり
画像を見る 室温キープのために、窓対策は欠かせない

 

■ひと冬「14,713円」節約できる!100均グッズ使用法

 

【窓対策】1,710円節約

 

・断熱シート(300円)

ガラスに霧吹きで水をスプレーするだけで簡単に貼れる。光は通すが、部屋の暖気を逃がしにくくするので室温キープに有効。外気温6℃のとき、エアコン(2.2kW)暖房設定温度を21℃から20℃にした場合(使用時間:9時間/日)1,710円おトクに。

 

・断冷カーテン(100円)

室内の熱の58%は窓ガラスから逃げ出す。カーテンの上からつり下げるだけで、カーテンと床の隙間から入ってくる冷気をシャットアウト。外気からの冷気の侵入を防ぐ。出窓やブラインドにも対応できる。熱を閉じ込めて暖房効果をアップしよう。

 

【室温対策】2,470円節約

 

・あったかボード(300円)

窓からの冷気やドアの隙間風を防ぐ。長さが2?あり、そのまま立てかけて使っても、カットして複数の侵入口を防御することも。100均のホワイトボードやコルクボードでも代用可能。

 

・すきまテープ(100円)

ドア下、ふすま、障子の隙間に貼るだけで部屋の保温性がアップ。貼る部分をよく拭いて、粘着テープを密着させるのが長持ちのコツ。スポンジタイプやシリコンタイプなどさまざまな素材があるので、用途に合わせて選ぼう。

 

・タピオカストロー(100円)

通常のストローよりも口径が太い(12mm)タピオカ用のストローをテープでつなぎ合わせて、ドア下や障子の隙間をカバー。ドアにつけても気にならない軽さで、冷たい隙間風の侵入を防止する。

 

・フリーネックウォーマー(100円)

薄着で過ごしながら部屋を暖めるのは暖房費の無駄。とはいえ厚着で過ごすのも……。そんなときは太い血管が通っている首もとを温めると体全体がぽっかぽか。100円と安価でも多種多様なネックウオーマーがそろっている。

 

・ふわふわルームレッグウォーマー(100円)

体の末端が冷えてくると、つい暖房の温度設定を上げてしまうことになる。足首、手首を温めると、血流がアップして末端にも血が通う効果が。レッグウオーマーを手首につけて代用も可能。指先が動かせるので家事をするときも邪魔にならない。

 

・湿度計&寒暖計(100円)

湿度が低いと体感温度が低くなり、暖房の設定温度を上げてしまうことに。湿度を小まめにチェックしよう。暖房器具の使用を1日1時間減らすと、ガスファンヒーターで2,470円、石油ファンヒーターで1,960円、エアコンで1,310円のおトクに。

 

【床対策】電気カーペットは5,990円、こたつは1,580円の節約

 

・アルミシート(100円~300円)

床側に逃げていく電気カーペットの熱は、カーペットの下にアルミシートを敷いて対策。設定温度を「中」から「低」にすることでひと冬5,990円もおトクに。また分割して温める機能があれば、人のいない部分はスイッチをオフにしておこう。こたつの敷き布団の下にアルミシートを敷くことで保温効果がアップ。こたつの設定温度を「低」にするだけでひと冬1,580円の節約に。こたつ布団に上掛けを合わせて使うとさらに1,050円もおトクに。当然ながら使っていないときは電源をオフに。

 

【お風呂対策】2,143円節約

 

・アルミシート(100円)

風呂は家族で時間を空けずに入るのがポイント。間隔が空く場合でもアルミシートを使用すると追い焚きの回数を削減できる。2時間で4.5℃低下した湯(200L)を追い焚きすると年6,190円も無駄。冬に追い焚きを減らせば2,063円のおトクに。

 

・ヘアドライ手袋(100円)

入浴後はしっかりと髪の水分を拭き取ろう。さらに速乾効果の高いマイクロファイバー製のヘアドライ手袋を併用すれば、ドライヤーの使用時間が激減。ドライヤーを使っている時間を1日1分減らすと冬季で80円のおトクに。

 

・マイクロファイバーヘアキャップ(100円)

吸水性の高いマイクロファイバー素材でぬれた髪を素早く乾かしてくれるヘアキャップも節電アイテム。ドライヤーの使用時間をグーンと短縮してくれる。

 

【トイレ対策】820円節約

 

・便座シート(100円)

冬の便座の「冷え!」は嫌だが、設定温度を上げると電気代が跳ね上がる。便座カバーを使用して便座の設定温度を「高」から「低」にするだけで820円もおトクに。使わないときは電気便座のふたを閉める習慣をつければ1,120円も節約できる。

 

合計すべて実践で…14,713円節約できる!!

 

※ひと冬=4カ月で計算。100均グッズの価格はすべて税抜き。
節約額は、東京都『家庭の省エネハンドブック』(令和6年3月発行)、丸山さんの取材をもとに本誌作成

 

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