それぞれの場所で祈り コロナ禍のウンケー、遠隔や縮小も
例年よりも参加者が少ないウンケー。仏壇に向かって手を合わせる上原初子さん(左から2人目)や古堅登美子さん(右端)ら=31日、浦添市内間

 

旧盆初日の31日、県内各地の家庭で先祖を迎えるウンケーが行われた。新型コロナウイルスの影響に加え台風9号も接近する中、帰省を見送ったり、各家庭の代表者が参加したりと、例年とは異なる光景が広がった。

 

新型コロナの感染拡大を理由に県は祖父母との面会などを自粛するよう呼び掛けている。神奈川県川崎市に住む県出身の宮沢真由美さん(39)は毎年息子の翔弥(しょうや)さん(13)、娘の珠羽(みはね)さん(10)、紅羽(くれは)ちゃん(6)、椛羽(ふうわ)ちゃん(4)と帰省し、旧盆を過ごしてきた。だが今年はコロナの影響で帰省を断念。旧盆前の30日、4きょうだいは川崎市の自宅で並んで正座し、例年通り「ウートートー」をした。

 

4人の祖母、上原初子さん(69)=那覇市=は「毎年夏休みには孫が来て、部屋が子どもの荷物でごった返すのが楽しみだけど、今年はさみしいね」と話す。ウンケーの31日、浦添市の実家で母の古堅登美子さん(91)ら4人と仏壇に手を合わせ、静かに親族の幸せを願った。

 

真由美さんは「今年は初めて帰省できないけど、来年は2倍(今年の分も)楽しみにしてるから、元気しててよ」とメッセージを送り、健康を祈った。

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