ノーベル賞
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小柴昌俊さんの研究人生「支えてあげたい」と妻も結婚決意
2020/11/21 17:30東京大学特別栄誉教授の小柴昌俊さんが11月12日、老衰のため亡くなった。94歳だった。 小柴さんは観測装置「カミオカンデ」を建設し87年、同装置によって超新星爆発で放出されたニュートリノを世界で初めて検出。ニュートリノ天文学を開拓したことが讃えられ、02年にノーベル物理学賞を受賞している。 さらに97年に文化勲章、03年には勲一等旭日大綬章も受賞 -
がんの免疫治療薬は副作用で重症の可能性も 6種類の実力とリスク
2018/10/18 16:00「免疫チェックポイント阻害剤の誕生は、世界のがん医療に大きなインパクトを与えました。さらに開発の基礎となる研究をされた本庶佑先生が、ノーベル賞を受賞したことで、その効果が報じられています。しかし“万人に効く”“夢の新薬”ととらえるのは、時期尚早です」 新薬への過大な期待に警鐘を鳴らすのは、医療ガバナンス研究所理事長で、内科医の上昌広さんだ。免疫チェックポイント阻害剤のメカ -
ノーベル賞受賞で話題のがん治療薬「効かない人」存在に注意
2018/10/18 16:00「免疫チェックポイント阻害剤の誕生は、世界のがん医療に大きなインパクトを与えました。さらに開発の基礎となる研究をされた本庶佑先生が、ノーベル賞を受賞したことで、その効果が報じられています。しかし“万人に効く”“夢の新薬”ととらえるのは、時期尚早です」 新薬への過大な期待に警鐘を鳴らすのは、医療ガバナンス研究所理事長で、内科医の上昌広さんだ。免疫チェックポイント阻害剤のメカ -
ノーベル賞・大隅良典さん 結婚45年妻に贈った感謝のバラ
2016/10/15 06:00(写真・AFLO) 細胞が不要なタンパク質などを分解して栄養源に再利用する「オートファジー」、その仕組みを解明した功績によってノーベル医学・生理学賞を受賞した大隅良典東京工業大学栄誉教授(71)。その妻・萬里子さん(69)は本誌にこう語る。 「夫はいい加減でずぼらなのに、どうして実験がうまくいくのか不思議でしたね。家の中だと脱いだものを片づけないし、靴下が片方ずつ違っていても平 -
ノーベル賞・大隅良典さん 六畳一間新婚生活支えた妻の奮闘
2016/10/15 06:00「夫から『ノーベル賞を獲ったよ』と電話が来たとき『ああ、またウソかな』と思いました。夫はいつも私をだますんですよ。だから初めは『私を驚かせて喜んでいるのかな』と思ったんです。だってあの人、ちょっと子どもっぽいじゃないですか」 そう微笑むのは、大隅良典東京工業大学栄誉教授(71)の妻・萬里子さん(69)だ。細胞が不要なタンパク質などを分解して栄養源に再利用する「オートファジー」 -
ノーベル賞・大村さんがエール 北里大入学式
2016/04/06 12:00(写真・神奈川新聞社) 相模原市南区にメインキャンパスを置く北里大学の入学式が5日、横浜市西区のパシフィコ横浜で開かれた。昨年ノーベル医学生理学賞を受賞した同大学の大村智特別栄誉教授が新入生にエールを送った。 大村さんは「しっかりとした人生観と社会観を持ち、個性を大事にし、あなたがた自身で物事を考え、正しい判断に導くことを心掛けることが大切」とアドバイスした。 ノーベル賞を受賞した要因に -
五郎丸ポーズ、ノーベル賞…美輪明宏さんと振り返る’15年下半期
2015/12/30 06:00「今年は例年に比べて、大きな事件や騒動、そして政治問題も含めた出来事が特に多かったような気がします。走馬灯のように次々と思い出せますから。こんな年って、そうないと思いますよ」 そう語るのは、美輪明宏さん(80)。人質事件に始まり、新国立競技場&エンブレム問題、五郎丸フィーバーなど、まさに国民が一喜一憂した2015年。美輪さんの目にはどう映ったのか? 2015年の下半期を美輪さ -
「ノーベル賞授賞式は写真持参で…」大村教授 亡き愛妻への“感謝の式辞”
2015/12/11 06:00「ノーベル賞(の受賞)は、女房がいちばん喜んでくれたことでしょう。まあ、彼女の支えがなければ、ノーベル賞をもらうこともなかったでしょうし、この恩はひとときも忘れたことはありません」 そう静かに語りだしたのは、今年のノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大学の大村智特別栄誉教授(80)。12月10日、スウェーデン・ストックホルムで行われるノーベル賞授賞式を目前に控え、大村教授が1 -
ノーベル賞に隠れた大発明も? ニッポンの「キテレツ大研究3」
2015/11/03 06:00「日本人の2年連続ノーベル物理学賞受賞は世界を驚かせましたが、これは、30年前に日本が世界でも物理分野の研究でトップを走っていたから。実は日本には、まだまだ世界を驚かせるような研究があるんですよ」 こう語るのは、サイエンス作家の竹内薫さん。竹内さんは、世界に誇れるニッポンの研究はほかにもあるという。そこで、まだまだ知られていない、実用化の夢が膨らむ“ニッポンの大研 -
ノーベル賞大村智さん 成功の裏に「常に視線は地面」
2015/11/03 00:00「坂本九の『上を向いて歩こう』が街角に流れていたころに、大村先生は“下を向いて研究”していたのです。先生の口癖は祖母からたたき込まれたという『人のまねをするな』です。この教えを貫いたことが今回の受賞に結びついたのです」 今年、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智・北里大学特別栄誉教授(80)。定時制高校の教師から研究者になり、アフリカや中南米などで多 -
ノーベル賞の大村智さん 義兄明かす「亡き妻の献身37年」
2015/10/15 06:00毎年およそ3億人を感染症から救っているとされ、今年のノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった北里大学特別栄誉教授の大村智さん(80)。その研究生活を支え続けたのが、15年前の’00年に亡くなった妻・文子さん(享年60)だった。 新潟県糸魚川市に住む、文子さんの兄・秋山昌廣さん(85)も義弟のノーベル賞受賞に感慨深げだった。 「何年も候補だったのにな -
ノーベル賞受賞の生化学者、「女性はトラブルメーカー」発言で同業者から非難殺到
2015/06/11 19:00TIME 2001年にノーベル生理学・医学賞を授与された英国の生化学者ティモシー・ハント(72)の女性研究者に関する発言が波紋を呼んでいる。 高名な科学者とサイエンスジャーナリストが集う国際会議で、ハントは女性と仕事をする難しさについてこう語った。 「女性が研究室にいると3つのことが起こります。まず、誰かが恋に落ちる。次に誰かが女性を批判する。そして女性は -
ノーベル賞の中村修二さん“妻のため内定辞退”の意外素顔
2014/10/15 10:00「家族とは生活の喜びです」とかつてテレビで語っていたのは、中村修二さん(60)。青色発光ダイオードの発明でノーベル物理学賞を受賞した、いまや時の人だ。 発明の対価を求めて勤務先だった日亜化学工業を提訴し、その後、8億4千万円で和解。「サラリーマン技術者に、企業は正当な報酬を支払うべき」という前例を作った。“戦う人”のイメージが強い彼だが、徳島大学時代の恩師