米軍の最新ニュース
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楽しいクリスマスの準備が一変 事故の不安に誹謗中傷… 米軍の部品が落下した保育園の2年
2019/12/09 14:00【沖縄・宜野湾】園児が遊具や砂場で遊ぶにぎやかな園庭。突然米軍機の「ゴー」という轟音(ごうおん)が周辺を支配し、園児は上空を見上げたり、耳をふさいだり。2年前に米軍機部品が落下した緑ヶ丘保育園(宜野湾市野嵩)の日常だが、保育士の瑞慶覧愛美さん(28)=中城村=は事故を機に「日常ではない」と気付かされた。園が求める園上空の飛行禁止は無視され、「声を上げても変わらないのは悔しい」と話す。事故時、瑞慶覧 -
照明弾が田んぼ落下 民家まで最短50メートル 金武町伊芸 米軍、ハンセンで演習
2019/12/06 15:00【金武】5日午後5時半ごろ、金武町伊芸の田んぼに「照明弾らしき物が落ちてきた」という消防への通報が住民からあった。石川署や沖縄防衛局によると、落下物は金属製とみられ、落下傘が付いていた。金属部分は長さ約10センチ、直径約5センチの円筒状、重さ250グラム。落下傘部分を含めると全長1メートル60センチ。けが人や物的被害は確認されていない。現場は米軍キャンプ・ハンセンまで約200メートルの距離にあり、 -
思いやり予算って何? アメリカの要求に応じ負担膨張 労務費から訓練移転費まで 19年度は1974億円
2019/11/18 13:20在日米軍駐留経費のうち、日本による米側負担の肩代わり分を指す「思いやり予算」。1978年、米軍基地で働く日本人従業員の「労務費」の一部(62億円)を対象に日本側の支払いが始まったが、その後も米国の負担要求に応じる形で支払い範囲は拡大。87年度から日米間の「特別協定」が根拠となり、5年ごとの締結を繰り返して現在に至る。本年度は1974億円が支出されている。78年当初、対象は「労務費」の一部に当たる福 -
米兵の酒酔い犯罪続発 パトカー損壊、民家侵入疑いで外来部隊4人逮捕 沖縄県恩納村
2019/10/30 14:45石川署は27日、恩納村内で酒に酔ってパトカーを損壊したり、民家に侵入したりしたとして、公務執行妨害や住居侵入の容疑でいずれも米ハワイ州海軍所属の米兵4人を逮捕した。県内では23日、那覇市内で米カリフォルニア州サンディエゴ海軍基地所属の海兵隊員が暴行容疑で逮捕された事件も発生しており、外来部隊の兵士による犯罪が相次ぐ事態となっている。石川署は27日、恩納村冨着の路上でパトカーの窓ガラスを手で複数回た -
普天間離着陸、前年2・6倍の1142回 市民負担増す
2019/10/23 14:10【宜野湾】沖縄防衛局の目視調査によると、航空機が9月に宜野湾市の米軍普天間飛行場で離着陸などした回数は、8月の1632回より3割少ない1142回だった。一方、2018年9月の432回と比べると2・6倍に増加しており、市民の負担感は増している。内訳は外来機の飛来が、17年4月の調査開始以降最多だった8月の425回から減少し、236回となっている。前年同月(56回)の4・2倍だった。機体別ではセスナ機 -
年たっても損害補償なく、事故原因も不明 民間地でヘリが炎上したのに 住民に募る不信感
2019/10/11 14:00【東】2017年10月に東村高江で米軍のCH53E大型輸送ヘリコプターが不時着・炎上した事故から11日で2年が経過した。事故現場となった牧草地の所有者、西銘晃さん(66)に対し国が約束していた損害補償は依然支払われず、西銘さんは「突然音沙汰もなくなり、まるで忘れられたようだ」と懸念を募らせている。事故原因も特定されないまま、同区では米軍機による60デシベル以上の騒音の記録回数が増え続け、住民は不信 -
玉城知事、河野防衛相に反論 米軍の民間港使用
2019/09/20 14:00玉城デニー知事は19日の定例記者会見で、米軍が伊江島での訓練のため本部港(本部町)で救助ボートを使用することを通告していたことについて、「民間港湾は民間船舶の運航を目的に設置されたもので、県はこれまで安全な運航を確保するため、緊急時以外の民間港湾や空港の使用について自粛を要請している」と述べ、米軍の使用自粛を求める県の立場を改めて強調した。米軍の本部港使用が市民の抗議で阻止されたことについて、河野 -
米軍ヘリから窓が落下 沖縄本島の東海上に 普天間所属のCH53
2019/08/30 14:0027日午後5時30分ごろ、米軍普天間飛行場所属のCH53ヘリコプターからプラスチック製の窓が沖縄本島の東海上約8キロに落下したことが29日、分かった。沖縄防衛局が29日午後、沖縄県、北谷町、沖縄市、嘉手納町などに連絡した。米軍から日本政府への連絡は28日だった。防衛省によると、落下した窓は縦58センチ、横47センチで、重さは約1キロ。機体後方にある貨物室に付いている窓とみられる。けが人などの情報は -
米海軍機、夜間離着陸繰り返す 普天間飛行場 騒音最大94デシベル、市民が苦情
2019/07/24 14:00【宜野湾】米海軍所属のP8A対潜哨戒機が22日午後9時台に10回以上にわたり、宜野湾市の米軍普天間飛行場で離着陸訓練のタッチアンドゴーを繰り返した。最大94.3デシベルの騒音が発生し、市民から苦情があった。参院選期間中は目立った訓練が見られなかったことに、ある市民は「気を使って飛んでいなかったのか」と疑問を呈した。哨戒機は午後9時ごろから10時前まで、約4分ごとに旋回して離着陸した。県と宜野湾市の -
60年前の米軍機墜落事故を取材した記者が今伝えたいこと 「沖縄の異常さ気付いて」
2019/07/01 13:36【うるま】1959年6月30日に起きた石川・宮森小米軍ジェット機墜落事故の際、琉球新報の社会部記者として現場に駆け付け、取材に奔走した森口豁さん(81)=千葉県=が、事故から60年を迎えるにあたり当時の様子や自身の心境を語った。今年2月には、がんで余命1年と宣告された。揺れ動く沖縄をつぶさに見てきたからこそ、今の若者に伝えたいこともあるという。森口さんは入社2年目の21歳で、同僚と那覇市の泊港にい -
米軍ヘリからの落下物と認める 米海兵隊「人身や財産に脅威与えない」と安全性強調 沖縄県は飛行停止求める
2019/06/06 12:004日午後3時半ごろ、浦添市立浦西中学校のテニスコートで米軍機からの落下物とみられる重さ約20グラムのゴム製部品が発見された問題で、米海兵隊は5日、米軍普天間飛行場所属のCH53Eヘリコプターのプロペラの部品と認めた。また、米海兵隊は防衛省からの照会に対し、部品落下の事実を認め、部品の大きさや重さから「人身や財産に脅威与えない」と安全性を強調した。報道陣の取材に応じた謝花喜一郎副知事は「米軍における -
軍非常食違法転売か 沖縄県内からネット出品多数
2019/05/09 11:52インターネットのオークションサイトなどで、米軍基地内からの横流しや転売品とみられる品が沖縄県内から多数出品されている。特に米軍の野戦非常食(レーション)の出品が多く、あるオークションサイトでは1箱1万円以上で取引されていることが確認された。基地内の免税品が転売される場合、売り主も買い主も税関への申告が必要となり、レーションも同様の扱いを受けるとされる。オークションサイトなどで出品されている品は、税 -
お墓参りができるのは年に1回 米軍の許可が必要 米軍基地の中の「清明祭」
2019/04/17 11:46沖縄では毎年、3月~5月の週末、お墓の前で親戚が集まり、ごちそうを食べるピクニックのような光景が見られる。これは旧暦3月に行われる祖先供養の行事「清明祭(シーミー)」。先祖崇拝の文化を持つ沖縄県民にとって大事な行事だ。このシーミーをするのに米軍の許可が必要な人たちがいる。■「墓を返して」宜野湾市の米軍普天間飛行場内に先祖の墓がある住民らが14日、米軍から許可を得て清明祭(シーミー)のため飛行場内に -
「首相にダンスレッスン」辺野古反対動画に反響 差別受けた経験を糧に発信
2019/03/11 13:15名護市辺野古の新基地建設に反対するよう呼び掛ける県内在住者が作った動画がインターネットで反響を呼んでいる。「辺野古の浜で安倍晋三首相にカチャーシーを教える」という設定の動画がツイッターで視聴回数約8千回、昨年9月の県知事選で期日前投票を呼び掛けた動画は同5万3千回を超えた。動画を公開したのはツイッターで「Ryukyu Ishigame(リュウキュウ イシガメ)」のアカウント名で活動する女性(41) -
新基地反対72% 沖縄県民投票43万4273票、有権者4分の1超 投票率52・48%、賛成は19%
2019/02/25 14:34米軍普天間飛行場の移設に伴う辺野古沿岸部埋め立ての賛否を問う県民投票が24日投開票され、即日開票の結果、開票率100%で埋め立て「反対」の得票が有効投票総数の72・15%の43万4273票に達した。反対票は、県民投票条例で「結果を尊重」し、首相と米国大統領への通知を義務付けた全投票資格者数(有権者数)の4分の1を大きく上回る37・65%に上った。玉城デニー知事は「新基地建設の阻止に改めて全身全霊を -
入試中に…米軍機騒音121デシベル 自粛要請したのに…
2019/02/06 12:09【宜野湾】沖縄国際大学で入学試験が実施していた1日午後3時9分、宜野湾市上大謝名で121・1デシベルの騒音が測定されていたことが4日までに分かった。市内8カ所に設置された騒音測定器では、計304回の騒音発生が確認された。1日には、米軍普天間飛行場に岩国基地(山口県)のFA18戦闘機などの外来機飛来が相次いだ。大学側は米軍の訓練の自粛を求めるよう事前に文書で沖縄防衛局に要請。しかし、1日午前に米軍機 -
所ジョージ 辺野古を訪問、米軍基地について歌う動画に反響
2019/01/11 20:25タレントの所ジョージ(63)が、世田谷一郎の名義のYouTubeチャンネルに動画を投稿。名護市辺野古を訪れ三味線で米軍基地について弾き語りし、注目を集めている。所は、8日に『2018-2019年末年始』と題し「年のはじめがこれじゃあ 今年も私はこういう感じ」とコメントとともに約3分の動画を投稿した。動画では、海の映像とともに「去年の大みそかから今年の正月は沖縄にいました」と報告、「ゆっくりと今年も -
米軍部品落下事故の風化防止イベント 宜野湾市、後援せず 市長「政治的懸念」
2018/12/14 12:00【宜野湾】昨年12月に緑ヶ丘保育園と普天間第二小で起きた米軍の部品落下事故の風化を防ぐため、緑ヶ丘保育園の父母らが今月22日に開くイベント「ことりフェス」(同実行委員会主催)について、宜野湾市が後援を断っていたことが12日、分かった。松川正則市長は12日の市議会本会議で理由について「政治的になる可能性が懸念がある」と説明し、市長判断で決定したとした。一方、実行委の与那城千恵美委員長は「子どもを守り -
わが子の通う保育園が事故現場になった…あれから1年 母親たちの思い
2018/12/07 12:00【宜野湾】宜野湾市の緑ヶ丘保育園に米軍機の部品カバーが落下した事故から、7日で1年を迎えた。園の保護者らでつくる「チーム緑ヶ丘1207」は原因究明や園上空の飛行禁止を訴え続けている。会長の宮城智子さん(49)、書記の与那城千恵美さん(45)、佐藤みゆきさん(37)に今の思いを聞いた。―部品落下から1年が経過した。宮城 米軍機は今も上空を飛び続けている。空の状態は全く変わっていない。最近は飛行する機 -
「世界の米軍基地撤去を」 アイルランドで国際会議開幕 「沖縄」も討論へ
2018/11/19 11:57米国が国外に置く全米軍基地とNATO基地の撤退を求める国際会議が、現地時間の16日、アイルランドの首都ダブリンで始まった。沖縄と同じく環境汚染や騒音被害などの米軍基地問題を抱える世界約30の国と地域から約230人が参加した。開会式で「米軍とNATOが主導する戦争により地球規模の環境破壊と健康被害が引き起こされてきた」とし、全世界から米軍、NATO基地を撤去することを提起する共同宣言を発表した。会議 -
米軍基地内で英語研修会を企画 外務省沖縄事務所 4市町が参加へ
2018/11/16 12:00外務省沖縄事務所(川村裕沖縄担当大使)は、米軍嘉手納基地内にある小学校で公立小学校教諭を対象とする英語研修会を企画し、宜野湾市、沖縄市、浦添市、嘉手納町の4教育委員会が参加することが13日までに分かった。学校現場からは「教育目的というより米軍を『よき隣人』と印象付けたいだけではないか」「基地内でなくてもできるのではないか」との批判や疑問が出ている。小学校では、2020年度から英語が正式教科となる。 -
米軍機墜落、沖縄復帰後50件に FA18の南大東沖墜落、日米共同訓練中
2018/11/13 13:00米海軍第5空母航空団所属のFA18戦闘攻撃機1機が12日午前11時45分ごろ、南大東島の南西約140キロ、那覇市の東南東約290キロの海上でエンジントラブルのため墜落した。事故機は自衛隊と日米で共同巡航訓練を実施中、米空母ロナルド・レーガンから発艦した。搭乗員2人は緊急脱出し、米軍ヘリに救助された。その後、ロナルド・レーガンは通常運用を再開した。県内で発生した米軍機の墜落事故は1972年の沖縄の日 -
辺野古工事あすにも再開 国、撤回の執行停止 県、係争処理申し出検討
2018/10/31 12:39米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り、石井啓一国土交通相は30日、県の埋め立て承認撤回の執行停止を行うと発表した。沖縄防衛局による行政不服審査法に基づく申し立てを認めた。これを受け、政府は必要書類が31日にも沖縄防衛局に届いた後、来月にも土砂投入に着手し、準備として1日にも関連工事に踏み切る方針だ。県は第三者機関「国地方係争処理委員会」への審査申し出を軸に対抗策を検討している -
自宅に突然、米兵侵入 少女「殺される」 沖縄・読谷 不法侵入事件 5カ月の妹抱きかかえて逃げる
2018/09/21 13:06【読谷】9月7日午後10時半ごろ、沖縄県読谷村で発生した米兵による住居侵入事件で、発生時、事件があった男性宅には男性の娘である高校2年の少女と生後5カ月の女児だけだったことが19日までに分かった。家に侵入した米兵に、少女は「殺される」と妹を抱きかかえてはだしで窓から飛び出し、近隣の知人宅に逃げ込んでいたことも明らかになった。19日、村や村議会による沖縄防衛局への抗議の場で分かった。住居侵入の疑いで -
米軍関係者、不起訴8割 17年一般刑法犯 “特別扱い”浮き彫り
2018/08/15 14:502017年に国内で発生した米軍関係者(米兵、軍属、家族)による一般刑法犯(刑法犯から自動車による過失致死傷などを除く)の起訴率が16・3%だったことが14日までに、日本平和委員会の調べで分かった。起訴件数が14件だったのに対し、不起訴件数は72件だった。沖縄に限定した場合の起訴率はさらに低い、15・8%だった。国内全起訴率である約38%と比べ、どちらも半分以下にとどまった。米軍関係者の犯罪が特別に