高齢者の最新ニュース
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凍死は雪山じゃなくて家の中で起きていた!死亡者数も熱中症の約1.5倍
2023/12/26 06:00今年の冬は、屋内での凍死に気をつけよう──。「えっ、家のなかで凍死?」と思う人も多いことだろう。熱中症の危険性は広く知られているが、低体温症による死亡(凍死)者は1,225人(厚生労働省「人口動態調査」2021年)で、熱中症の755人(同)の1.5倍以上に上る。■12月9日、大阪在住60代の女性が家の中で凍死した12月に入って暖かさと寒さを繰り返してきた大阪市。最低気温は8.6度。大阪急性期・総合 -
100万円損することも! 年金生活者を脅かす『211万円の壁』
2023/12/22 11:00「今後、年金だけで悠々自適に暮らせる高齢者は減少します。さらに実質的に年金額も目減りしていきます。そこで高齢者になっても稼いでいくことになるわけですが、住民税が『課税』か『非課税』をふまえて、どこまで稼ぐか、しっかり頭にいれることが重要です」そう語るのは、「お金と福祉の勉強会」代表の太田哲二さん。住民税非課税世帯(以下、非課税世帯)とは、所得に応じて負担する住民税がかからず、各種控除を引くと「0」 -
夫と死別後3割の女性が“貧困”に陥る…年金収入も100万円未満の衝撃事実
2023/12/08 06:00超高齢化社会となった日本。女性のほうが男性よりも平均寿命が長く、妻のほうが年下であることも多いため、夫と死別してシングルになる高齢女性が増加している。国立社会保障・人口問題研究所によると、死別や離婚で独身になった75歳以上の女性は2020年で606万人。今後も増え続けていくことが予想されている。そんななか、日本経済新聞(11月19日)は高齢独身女性の3割超が貧困に陥っていることを報じた。東京都立大 -
3割の女性が陥る 夫の没後“貧困”を防ぐ“年金繰り下げ”のすすめ
2023/12/08 06:00国立社会保障・人口問題研究所によると、死別や離婚で独身になった75歳以上の女性は2020年で606万人。東京都立大学の阿部彩教授の集計によると、手取りである可処分所得が中央値の半分に満たない人の割合を示す“相対的貧困率”が、夫と死別した65歳以上の女性は32%(2018年)にのぼることがわかった。高齢シングル女性の窮状は、別のデータでも見えてくる。ニッセイ基礎研究所の坊美生子准主任研究員が語る。「 -
「だいぶおじーちゃんに」森喜朗氏(86)地方講演会で見せた“車いす姿”にネット驚き
2023/11/09 06:00「マスコミがいると冗談一つ言えないですね」「この人たちがいなかったら面白い話ができる」11月7日、森喜朗元首相(86)が出身地の石川県能美市内で行われた講演会に出席した。各メディアによれば、加賀立国能美誕生1200年を記念したイベントで、地元の中学生約500人の前で主体性の大切さを語った森氏。しかし報道陣には退出を求めたといい、森氏は冒頭のように発言していたという。森氏といえば’21年2月に、「女 -
“飼育放棄”の8割超が高齢の飼い主…深刻化するペットの置き去り
2023/11/08 15:50「これまで20年以上、飼育不可となった犬や猫を保護し、里親探しの活動をしていますが、5~6年ぐらい前から、認知症の犬を保護する件数が増えてきました。昔は認知症のペットを見たことなどなかったのですが、近年は毎年のように保護します。人間と同じように、それだけ長生きするペットが増えていることを実感しています」こう語るのは、広島と東京を拠点に、飼育放棄された犬や猫の保護活動を行っている「NPO法人 みなし -
104歳でスカイダイビングに挑戦した女性、ギネス記録更新後に死去
2023/10/11 18:5510日1日、104歳でスカイダイビングを成功させたドロシー・ホフナーさんが10月9日に亡くなっていたことがわかった。The New York Timesなど複数のメディアが報じている。米イリノイ州シカゴの高齢者ケア施設で暮らしていたホフナーさんは、100歳の節目に一度スカイダイブを経験しているという。’22年5月にスウェーデンのリネア・インゲールド・ラーソンさんが103歳でタンデムスカイダイブの女 -
八代亜紀が活動休止…「ドアノブが回しにくい」関節リウマチを見分ける方法
2023/10/02 11:00《少しの間、大好きな歌と絵から離れなきゃいけないのは寂しいけれど、必ず元気になって戻ってきますので待っててね》歌手の八代亜紀(73)が、9月12日、自身のホームページで膠原病の治療に専念するため、年内の活動を休止すると発表した。「膠原病とは、体の外からやってきた細菌やウイルスなどの異物を攻撃する体に備わっている免疫が、誤って自分の体を攻撃して起こる病気の総称です。20種類以上ある膠原病のなかでもも -
電話での還付金詐欺が過去5年で最多の4800件超!“2度騙す”悪質手口実例と対策法
2023/09/29 06:00電話による詐欺が後を絶たない。9月17日には長野県上田市の80代女性が3千885万円を、12日には栃木県宇都宮市の89歳女性が5千810万円を、電話での詐欺でだまし取られたことが発覚した。電話による詐欺で増えているのが「還付金詐欺」だ。国民生活センターによると、’22年度は過去5年間で最多の相談数、4千849件を記録した。実は本誌記者の79歳の母も12日、還付金詐欺で約70万円をだまし取られた。そ -
医学博士が解説「こぶしでひざをたたくだけで、骨密度の上昇と若返りホルモンの分泌が期待」
2023/09/15 06:00「骨折は命にはかかわらないと思っていませんか? 加齢により、骨が弱くなり転倒して折れてしまうと、寝たきりや要介護、そして認知症のリスクが高まります。高齢者で、足の付け根を骨折した2人に1人は、5年以内に死に至っています。骨を軽視すると怖いんです」そう語るのは『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)の著者で、光伸メディカルクリニック院長の中村光伸医学博士。特に、閉経を迎えた女性は、女性ホル -
最低賃金1,002円に引き上げも「手取り」増えず 零細企業の倒産危機も
2023/09/13 06:00厚生労働省の審議会は7月28日、最低賃金の引き上げ目安を過去最高の41円と決めました。今後は各地で審議され、10月ごろに地域別の最低賃金が正式決定されますが、目安どおりに上がれば最低賃金の全国平均は1千2円。過去最高の上昇率4.3%で、初めて1千円の大台に達します。最低賃金は企業が従業員に支払う賃金の最低ラインで、全労働者に適用されます。ですから最低賃金の上昇は、働く私たちにとって喜ばしいことには -
高齢者狙う最新サギ手口8 受け子の特徴は「体に合わないスーツ+イヤホン」
2023/09/07 11:00「現在、主流の詐欺は、一人暮らしの高齢女性などを狙ったキャッシュカードのすり替え。銀行協会や警察を装ってカードや暗証番号を騙し取り、現金を奪う手口です」こう警鐘を鳴らすのは、特殊詐欺での逮捕歴がある一方、メディアで詐欺の手口を発信したり、青少年の更生支援活動に取り組んでいるフナイムさんだ。「キャッシュカードすり替え詐欺は、まずアポ電で『あなたの預金が不正に引き出されている』『口座が犯罪のマネーロン -
60代の40%が悩む夜間頻尿 夜2回以上のトイレは死亡リスクは2倍に!
2023/08/25 06:00「夜中にトイレで1~2回起きるのは、年なんだから仕方ない」そう思ってはいないだろうか。「就寝後にトイレで2回以上起きる高齢者は、1回以下の高齢者より、死亡率が1.98倍上昇するといわれます。『夜間頻尿』は見過ごすことのできない病気です」そう警鐘を鳴らすのはマイシティクリニック院長で『老化を「栄養」で食い止める 70歳からの栄養学』の著者、平澤精一先生だ。夜間頻尿とは、就寝後1回以上トイレに起きなけ -
「もっと長生きできたのに…」コロナ“第9波”に直面する高齢者施設の厳しい実情…PCR検査できず薬も不足
2023/08/18 06:00新型コロナ“第9波”は大きな波になりつつある。「1医療機関あたり平均患者数」(全国)は、15.81人(7月31日〜8月6日)と、すでに第8波ピークの半分あたりまで増加している。また、東京都が8月10日に発表したデータによると、重症化リスクの高い「60歳以上の定点医療機関あたりの患者報告数」は、すでに第8波のピークであった1.95人を超えて、1,99人に。さらに、製薬会社モデルナが発表している全国に -
高齢者の「ぼっち死」描く77歳漫画家語る理想の最期「死ぬのは怖くないんです」
2023/08/10 06:00孤独死のニュースが増えている。そのたび、暗い気持ちになる人も多いだろう。そんな中で、独りぼっちで死ぬことを「日常茶飯事」だと、フラットな目線でとらえた漫画が話題を呼んでいる。「ぼっち飯、クリぼっちという言葉がはやり始めたとき、近所のおばあさん同士で『このままじゃ、ぼっち正月だし、死ぬときもぼっちだよね』って話題になったんです。そんなときに思い浮かんだ“ぼっち死”という言葉を、漫画のタイトルにしまし -
精神科医・和田秀樹さんが指南! 50代から「幸齢者」を目指す賢い老い方
2023/08/09 06:00「まだまだ体が動く70代は、“人生の黄金期”です。仕事や人間関係、子育てといったストレスから解放され、自分のための時間を好きなだけ使える時期だからです。ところが、高齢者になってからも、現役時代と同じように、人目を気にしながら自分のやりたいことを“我慢”して過ごす人たちが、じつは多くいるのです」こう語るのは、『幸齢者』(プレジデント社)の著者である精神科医の和田秀樹さん。和田さんは、これまで老年医療 -
シニア向け定期保険のリスクを解説。最初は安く、更新後は上がる罠に注意!
2023/08/04 15:50最近、保険料の安さをアピールする保険のCMをよく目にします。たとえば、はなさく生命の「はなさく定期」の場合、加入は15歳からですが、80歳まで入れます。セールスポイントは保険料の安さです。60歳女性が死亡保険金200万円、10年満期に加入すると、保険料は月1千202円。安いと感じる人が多いかもしれません。ですが、そもそも生命保険の保障に割安なものはありません。保険料は、保障にかかる料金に保険会社の -
認知症による行方不明者が1万8000人と過去最多! 家族の「徘徊失踪」を防ぐために知っておくべきサービス8
2023/07/18 06:00人生100年時代を迎えて、長生きリスクのひとつが“認知症”。高齢化に伴い、認知症になる人は増え続け、2025年には65歳以上の5人に1人、約700万人が認知症になると推計されている。そのうえ、徘徊で行方不明になる人が急増していることも問題に。警察庁によると、’22年、認知症やその疑いで行方不明になった人の数は1万8709人と過去最多を更新。’12年の統計開始から10年連続、増加の一途をたどる。「高 -
高齢者への虐待が過去最多に……入ると危ないブラック介護施設の見抜き方
2023/06/19 11:00コロナ禍になって介護施設の虐待が急増している。厚労省の調べでは、2021年度に全国の高齢者施設で発生した虐待件数は739件。この10年で5倍になった。5月には、高知県土佐市の特別養護老人ホームで転倒した90代の入居者を複数の職員が“放置”。札幌市内の特別養護老人ホームでも、27歳の男性介護職員が入所者を蹴るなどして、肋骨を折る大けがをさせた。こうした事例は全国で枚挙にいとまがない。「慢性的な人材不 -
今年も値上げの夏…家計を助ける「50代から使える割引」
2023/06/05 11:00この夏も、食品をはじめ、物価の高騰が続く。6月1日からは一部の映画館で一般の鑑賞料金が2千円となるなど、値上げの波はレジャーのシーンにも及ぶ。「50代では、子育ても一段落して自分の時間ができ、アクティブに過ごしたいけれど、老後資金を貯めなくちゃ、と考える人も多いです。あるいは夫が役職定年を迎えるにあたり収入減が予想され、できるだけ出費を抑えたいというケースも増えてくるころ。映画や鉄道、旅行などのレ -
後期高齢者を襲う負担増と物価高…現在の老後計画では破綻は必至
2023/05/26 06:00経済協力に、投資の約束……広島サミットで海外首脳に“いい顔”をし続けた岸田首相。だが、国内、特に高齢者に向けては厳しいようで。大増税が待っている。「5月12日、75歳以上の後期高齢者の医療保険料を引き上げる法案が、可決・成立しました。若者世代の『出産育児一時金』を増額するためという名目で、2024年度から2年かけて、段階的に保険料が上がることになります。今後も、高齢者をターゲットに、あらゆる面で“ -
若者がピコピコハンマーで“高齢者を殴打”動画が続出…悪質さにネット激怒「暴行罪では」「取り締まってくれ」
2023/05/04 18:35《世の中、怖い》《ほんまに笑えない!!》SNS上での悪質な迷惑動画が後を絶たない――。今年1月ごろから回転寿司チェーンを中心とした“飲食店テロ”を収めた動画が拡散し、経済活動を揺るがす大きな社会問題に発展したばかり。2月に客が醤油差しを舐める動画が拡散した「くら寿司」は、警察に被害届けを出したことで動画撮影に関わった犯人たちの逮捕に至った。しかし、犯罪の可能性を孕む迷惑動画は途絶えるどころか、“新 -
平均78歳のおばあちゃんが経営する「BaBaピザ」代表・キョウコさんが語る波乱万丈の半生
2023/04/09 06:00【前編】ばぁば6人、ピザも元気もおまちどお!平均年齢78歳のおばあちゃんたちが始めた「BaBaピザ」から続く「ピザにハマグリの取り合わせも珍しいし、コクのあるホワイトソースにもハマグリの煮汁を使っているそうで、海の香りがしておいしかったです。なにより、元気をいただきました。うちの母もみなさんと同世代ですが、足を悪くして閉じこもりがちな生活なので、うらやましい。老いても元気でいるには、働き続けること -
ばぁば6人、ピザも元気もおまちどお!平均年齢78歳のおばあちゃんたちが始めた「BaBaピザ」
2023/04/09 06:00「トッピング用のピーマンやベーコンは、これで足りるかな?」「最近はミックスピザの注文も多いから、もっと刻んでおこうか」「あいよー!」九十九里浜の中央に位置する千葉県山武市の蓮沼地区。浜に向かって広がる畑の前に、「BaBaピザ」という小さな店がある。働くのは73歳から86歳までの女性たち6人。平均年齢78歳の、その店名のとおり、おばあちゃんたちが運営するピザ店だ。営業は金・土・日曜の3日間だけ。地元 -
元気がなくなる、食欲減退が初期症状の「老人性うつ」認知症との違いは?
2023/04/05 11:00長年にわたり高齢者医療の現場に携わってきた精神科医の和田秀樹さんは、うつ病全体の患者のうち、高齢者の占める割合が増えてきていると警鐘を鳴らす。「日本でははっきりした統計がとられていませんが、アメリカの地域住民調査などでは、65歳未満で人口の3%ほどだったうつ病の有病率が、65歳以上では約5%に上昇するという結果が出ています。高齢者ほど発症しやすい病気であることを考えれば、高齢化が顕著な日本では必然