終末期の最新ニュース
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4歳から102歳まで計2千人を自宅で看取った緩和ケア医・萬田緑平さんの信条「僕は“看取り屋”ではなく“生き抜き屋”」
2025/06/15 11:00「死亡診断書の日付はいつにする? 1週間後ぐらいでいい?」「いやもうちょっと、孫の誕生日が過ぎてからがいいなあ」「欲ばりだね~」在宅緩和ケア医の萬田緑平医師(61)はこう語り、人懐っこい笑顔を見せた。4歳から102歳まで2千人以上の看取りに関わってきた彼が、死亡診断書の日付をたずねたのは、命のカウントダウンが始まった人だ。群馬県前橋市で農業を営んでいた萩原昭巳さん(84)。3カ月前にステージ4の肺 -
緩和ケア医・萬田緑平さんが死亡診断書に《ウルトラマン》と──4歳の息子を白血病で失った父が語る「感謝」と「その後」
2025/06/15 11:00【前編】4歳から102歳まで計2千人を自宅で看取った緩和ケア医・萬田緑平さんの信条「僕は“看取り屋”ではなく“生き抜き屋”」から続く余命宣告後に在宅緩和ケアを選択した末期がん患者とその家族たちを描いたドキュメンタリー映画『ハッピー☆エンド』が公開中だ。患者も家族も屈託のない笑みを浮かべているのが印象的。そして主人公の緩和ケア医・萬田緑平医師(61)の笑顔が光る。もし最期の時間を過ごす場所を、病院で -
「終末期の高齢者を、一晩中抱きしめて…」日本初の“看取り士”が生まれるまで
2025/04/13 11:00「毎朝5時に起きて、7時までが勉強の時間です。今、日本福祉大学(通信制)の3回生なのですが、やっと大きなテストが終わりホッとしています。勉強の後で、仏壇の父や母に手を合わせて祈りの時間をもつのが、毎朝の日課です」そう柔らかにほほ笑んで語るのは、看取り士の柴田久美子さん。柴田さんは、最期のときを安らぎの中で見守り見送る“看取り士”の草分けで、その普及に尽力してきた。現在は一般社団法人「日本看取り士会 -
「残される家族に命のバトンを繋ぐ」日本初の“看取り士”が語る「死」との向き合い方
2025/04/13 11:00【前編】「終末期の高齢者を、一晩中抱きしめて…」日本初の“看取り士”が生まれるまでから続く「私の夢は、すべての人が“自分は愛されている”と感じながら旅立てる社会を創ることです」柴田久美子さん(72)は、強い思いで、“看取り士”の草分けとして奔走してきた。誰もが安心して、希望する最期を迎えられるように──。小さな離島から始まった“看取り”の教えは全国に広まり、今も各地で愛と命のバトンを繋いでいる。■