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襲い来る観測史上“最悪”の猛暑。でもエアコンに頼るばかりでは、電気代も天井知らずに……。そこで電気を使わない達人に「夏バテしないための食の工夫」を聞きました!

 

省エネ生活研究家のアズマカナコさん(36)宅では、子供たちもふだんから、ジュースなど冷たい飲み物は飲まないという。

 

「ジュースの代わりに豆乳や、お酢をはちみつと水で割った飲み物をよく作ります。お酢は最近、りんご酢や黒酢など、水で割って飲むタイプのものがたくさん売られているので、飲みやすくなりました。ただし、おなかを冷やすのはよくないので、お水や麦茶や緑茶なども含めて、飲み物は常温にして飲んでいます。『キンキンに冷やしたビールがおいしい』と言っていた夫は、仕事帰りにビールを買ってきても、すぐに飲まないで、常温にしてから飲むようになりました」(アズマさん)

 

また、野菜は傷みにくくするためにも漬け物にして食べる。

 

「ぬか漬けや酢漬けにしたきゅうりやなす、梅干しは子供たちも大好きで、おかずの1品になります。酢や梅干しに含まれるクエン酸は疲労回復をうながし、塩分の補給にもなります。また、免疫力をアップするといわれている山いもやオクラ、納豆などのネバネバ食品は食べやすく、調理も簡単なので、夏場はよく作ります」(同)

 

神奈川県横浜市の郊外で、夫ともに太陽光発電で電力を完全自給する“オフグリッド”生活を送る、自然療法士のサトウチカさん(33)は毎回、食事の前に、5センチほどのきゅうりをすりおろして、味噌などと混ぜて食べている。

 

「発汗などで代謝が盛んになると、体内の酵素を使ってしまい、さまざまな不調が出てきます。きゅうりをすりおろすと、普通にかじって食べるよりも酵素の量が、10倍にもなるといわれているので、毎食必ずきゅうりのすりおろしを食べてから、ご飯やおかずを食べます。トッピングは味噌のほかにも、醤油麹、塩麹も合います。すりおろしたしょうがや細かく切ったしそやみょうがをプラスしてもおいしいです」(サトウさん)

 

千葉県松戸市内のマンションに住み、半世紀もの間「エコ生活」を続けている小林孝信さん(67)は、夏でも具だくさんの「豚汁」を作って食べているという。

 

「豚肉、サケの切り身、にんじん、玉ねぎ、大根、にらなど、そのときスーパーで売っている食材を選びます。それにスタミナをつけるために、にんにくやしょうがを入れます。野菜や魚をバランスよくとるように心がけているので、いままで夏にバテたことはありません」(小林さん)

 

こだわり食生活を参考にして、夏バテしない体に!

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