インスタを「#軍手ネコ」で検索すると、なんだかおもしろいことになっております。
軍手キット付きの書籍『軍手ネコのつくりかたBOOK』からつくられたネコのぬいぐるみが次々とアップされるなか(この本のキットを使うとシマ柄のハチワレネコがつくれます!)、じつはどんな軍手でも応用できるとあって、オリジナリティあふれる作品の投稿が続き、かなり愛嬌のある、かなり味のあるネコさんの姿を拝むことができるのです。
そんななか、6月14日(水)には、リゼッタ自由が丘店にて「軍手ネコのワークショップ」が開催されました。
先生は、人気ぬいぐるみ作家の金森美也子さん。『軍手ネコのつくりかたBOOK』をテキストに、約3時間でぬいぐるみを仕上げていきます。書籍では、みんながお手本どおりにつくれるようていねいに解説されていますが、アレンジの加え方が聞ける=自由度が上がるのはワークショップならでは。たとえば、頭と体それぞれに詰めるわたの量は書籍に明記されていますが、「ちょっと頭でっかちのほうがカワイイから、頭に多めに詰めちゃおう」とか「首が太いほうがかわいいからちょっぴり足しちゃおう」「おなかをぷっくり丸くしてみよう」という具合に、バランスを見ながら思い思いのネコがつくられていきます。
お互いのネコを見比べながら「あれ、私のネコは太りすぎ?」「そちらは手足が長くてシュッとしていますね~」と会話にも笑いが生まれます。
そして、いちばん個性が出るのはやっぱり顔。同じテキスト、同じ材料でつくっているのに、つり目のコも、たれ目のコもいて、み~んなカワイイ♪ 金森さんいわく「なぜか、つくる人の雰囲気に似てくる」のだそうで、軍手ネコづくりを通して「え、私ってこんな顔だったの?」と新たな発見をしたりとか(笑)。耳は、つける位置や長さによって、クマっぽくなったりオニっぽくなったりするそうですが、「クマネコ」も「オニネコ」も、それはそれでカワイイんじゃないかと思えてきます。ちなみに、耳を短めにつけて前方に折ると、スコティッシュ・フォールドっぽくなるのだとか。
左はたれ目ちゃん、右はつり目ちゃん。心なしか、つり目ちゃんが写真のセンターに写るべく、ドンと体を押している!? 「アンタ、もっと端っこいきなさいよ~」
できあがったネコたちは、まさに十猫十色。どのコもキャラが立っていて、今にもしゃべり出しそうなくらい、本当に生き生きして見えます。縫い目が荒くても、少しくらいゆがんでいても、「それも味だね」「逆にカワイイね」と思えるのは、素材がラフな軍手だからかもしれません。そんなわけで、2体、3体と、いろいろな軍手で試したくなる人、続出中。まずは1体つくってみて、どんな体つきのどんな表情のコができるかお試しください。ただし、中毒性にはご用心!