食材の潜在能力を最大限発揮させる「体にいい食べ合わせ」1
健康志向が高まり、栄養バランスを考えながら料理をする人が増えてきた。さらに「食材の相性」を知れば効率アップ!そこで『食べ合わせのYES・NO』(SO-Sブックス刊)を監修した料理研究家の羽賀敦子さんに「食材同士が助けあって、効果が倍増する食べ合わせ」を、効能の種類別に教えてもらった。
●悪玉コレステロール退治
《サバ&味噌》
サバのDHAが味噌のリノール酸をコントロールして、悪玉コレステロールを減少させる。
●骨を強くする
《サケ&チーズ》
チーズに豊富なカルシウムをサケのビタミンDがサポート。体内に吸収しやすくする。カルシウムを体内に吸収しやすくするものには、ビタミンDのほかにクエン酸やリジンなどがある。
《豆腐&かつお節》
豆腐のカルシウムをかつお節のビタミンDがサポートして、体内に吸収しやすくする。
《鶏肉&レモン》
鶏肉のカルシウムをレモンのクエン酸が挟み込み、体内に吸収しやすくする。
《昆布&大豆》
昆布のカルシウムの体内吸収を大豆のリジンが助け、骨を丈夫にする。
●貧血を防ぐ
《小松菜&レバー》
貧血に悩む女性にとって、なにより大切なのは鉄分の補給。動物性のヘム鉄と植物性の非ヘム鉄を同時にバランスよく取るのがもっとも効果的。小松菜には非ヘム鉄、レバーにはヘム鉄が含まれている理想的な食べ合わせ。
《ウニ&ハマグリ》
ウニに豊富な葉酸は赤血球を作るのに欠かせない。これと造血のビタミンB12を多く含むハマグリの食べ合わせも効果的。
●冷え性防止
《羊肉&もち米》
肉類と穀類でもっとも体温を上げる羊肉ともち米がダブルで冷え性を防止してくれる。
●疲労回復
《アスパラガス&じゃがいも》
アスパラのアスパラギン酸とじゃがいもの熱に強いビタミンCが同時に疲労を解消させる。
アスパラガスにはビタミンCの吸収を助けるルチンも豊富で、ベストなコンビ。