「私の経験則から言えば、美人は皆、ウンコが好き。それだけ自分のコンディションに気を使っているのでしょう。そもそもウンコとは、腸内細菌と腸細胞がいかに元気よく働いているかを示すバロメーター。大きくてツルンとキレのいいウンコをつくるその能力が、女性の美しさに大きく関係しています」
こう語るのは「ウンコ」の第一人者、近著『できる男はウンコがデカい』(宝島社新書)が話題沸騰中の医学博士・藤田紘一郎先生だ。イイ女もウンコと関係あり。そこでウンコによる“いい女度”診断を藤田先生にうかがった。
力む瞬間もないほどに、勢いよく立派なウンコが出るのは〈スペシャルタイプ〉イイ女度200%。黄金色で立派なサツマイモ大、もしくは巻いているタイプ。心身ともに非の打ち所のない完璧な状態。究極のイイ女。バナナ状でツルンと出てくる〈バナナタイプ〉はイイ女度100%。便器の水に浮いたあと、ほどなく沈むのは、適度にガスを含む良好な状態だ。
「腸内細菌と腸細胞は、幸せ物質と呼ばれるドーパミンやセロトニンを合成するので、前向きで優しい性格もこの細菌たちがつくっています。美肌やツヤのある髪の毛に欠かせないビタミンB群やCを合成するのも、彼らの仕事。さらに腸内細菌が活発に働くことで腸内環境が整い、免疫力もアップ。実は免疫細胞の7割が、腸に宿っているのです」(藤田先生)
硬いウンコと下し気味のウンコが交互に出たり、一緒に出てしまう〈ゴロビチャタイプ〉のイイ女度は65%。一気に出るがペーパーについてしまう状態は、不規則な生活やストレスによって腸のリズムが狂っている証拠だ。黒くて細くて切れやすい〈ヒョロヒョロタイプ〉 はイイ女度50%。食物繊維や腸内の善玉菌が不足し、実年齢より体内年齢が上回っている。
ウサギのウンコのようにカチカチの〈コロコロタイプ〉になると、イイ女度40%。便秘のウンコで、腸内環境は悪化。幸せ物質が不足してイライラしやすくなるうえ、ビタミンも作られず、お肌も荒れがちになる。
「腸内細菌や腸細胞、食べかすが排出されずに腸内に長くとどまると、やがて腐敗して毒素を発生します。それが再吸収されて全身を駆け巡れば、外見は老け込み、疲れやすい体になり体臭もキツくなるでしょう」
下痢寸前、及び下痢のウンコは言うまでもなく……、生活全般の見直しを。「大便とは読んで字のごとく『大きな便り』。ウンコに目を向けることからモテる女性への道は始まります」と藤田先生。’14年の新習慣は、毎朝のお便りチェックから!