「僕のメークのポイントは『保湿』と『ツヤ』。自分の顔はそのままで、何倍も美しく見せられるメーク法をお教えします」

 

こう言うのは吉川康雄さん。ファッション誌『VOGUE』の表紙をはじめ、ヒラリー・クリントン、サラ・ジェシカ・パーカー、カトリーヌ・ドヌーヴなど、世界のセレブのメークも手がけてきたメークアップアーティストだ。

 

顔から脂が出るとテカリが気になり、つい拭き取ってしまいがち。しかし、その皮脂こそが女性の美しさの象徴、と言う吉川さんに“ツヤツヤ”メークのポイントを教えてもらった。

 

【1】オイルとクリームは、たっぷりと塗る

「肌にツヤを出すと、きれいなスッピンに見えるうえ、女性らしい色気が格段に上がります。お手入れのときも、ファンデーションを塗る前も、“ツヤツヤ”になるほど塗りましょう。多少のテカリが出ても、こってりと保湿したほうが肌はきれいになります」

 

【2】マットに見えるパウダーや厚塗りはNG!

「肌は本来、粉を出すような機能は持っていません。パウダーはツヤを消し去るだけではなく、顔全体をのっぺりした感じに見せてしまいます」

 

【3】しみやそばかす、クマなどを完全に消さない

「しわなどを完全に消してしまうと、きつくて強い印象を与えます。少し薄くする程度にすると、女性ならではの“隙”に見えて、それがセクシーさに変化します」

 

【4】髪が完成したあとにメークをすると、美人度UP

「髪型は、顔にとって額縁。主役は顔なので、メークの前に仕上げましょう」

 

【5】ファンデーションはオイルベースのものを

「人間の肌からは皮脂が出ています。それをパウダーで隠そうとすると、パウダーが皮脂を吸い込んで肌がパサパサになります。ファンデーションは水分の入っていない『ソリッドファンデーションを」

 

【6】まぶたは色よりツヤで勝負

「クリームでもリップバームでもワセリンでも、とにかくツヤを出すものをまぶたに塗りましょう。まぶたは皮膚が薄く柔らかい、繊細な色気パーツなんですよ」

 

【7】唇は何が何でもぬらす

「口紅を塗る前には必ず、リップクリームやリップバームを塗りましょう。唇を十分に柔らかくしてから口紅を塗るだけでツヤも出て、口紅の持ちも長くなります」

 

【8】ブスな部分はアクセントになるので、隠さない!

「無理に欠点を隠して自分を否定してしまうと、痛々しい女性と見られてしまいます。ちょっとした顔の違和感やミスマッチというのは、他人から見れば、魅力的で個性的に感じるもの。自分が嫌だなと思う部分を受け入れたうえで、自分の肌質感を大切にメークしましょう」

 

テカリを恐れないツヤッツヤの肌こそ、持って生まれた美しさなのだ!

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