当たった4人が告白!億が飛び出る「宝くじの保管場所」
1等前後賞5億円サマージャンボ発売は7月27日まで。抽せん日の8月7日まで、あなたはどこにしまっているだろうか? 宝くじ高額当せんを経験した人の多くは、購入後の『抽せん日までの期間』も大事だと話す。4人の宝くじ長者が、”億が飛び出る”保管場所を教えてくれた。
「寺の事務所の本棚に購入した400枚をのせておいたんです。事務所は窓が開け放しなので、風が吹くとひらひらして。なにか押さえるものはないかなと思ったとき、目に付いたのが大黒天のお札。それを巻いて飛ばないようにしておいたんです」
そう話すのは、福岡県篠栗町にある真言宗の古刹『南蔵院』住職の林覚乗さん。’95年にドリームジャンボで1等前後賞1億3千万円を当てた。
香川県高松市『いろは市場』などで占い鑑定をしている蔵間雄土さんは、’96年年末ジャンボで1等前後賞2億円当せん。歩道を歩いていて、突っ込んできた車と接触。危うく大けがをしかけたことが2億円を呼ぶことになった。そのときのことを蔵間さんはこう振り返る。
「その車が珍しい紫色。ちょうど知り合いから紫水晶をもらっていたのを思い出したんです。紫つながりで『車に当たる→宝くじに当たる』と軽い気持ちで、宝くじ売り場の紙袋の上にその紫水晶をのせておきました」
’99年、この年から1等賞金が2億円になった年末ジャンボで1等を当てた福岡県在住の河野宮子さん。彼女に『億』をもたらしたのは、自作の黄色い造花だった。
「福岡市内の売り場でバラ30枚を買いました。西の方角がいいと聞いていたので、磁石で部屋の真西を測り、その窓辺に置きました。また黄色が財運を呼ぶと聞いて、当時、内職で作っていた黄色い造花を添えておいたんです」
’08年ドリームジャンボで1等前後賞3億円を当てた群馬県藤岡市の浅香千代吉さんは、奥さんが亡くなる少し前にふと漏らした「宝くじだけは買い続けなくちゃだめよ」という言葉を思い出して、買い続けたところ『億』が舞い込んだ。
「すべてはお導きだと思っているよ。連れ合いを亡くしてから、仏壇にろうそくをともして手を合わせ、宝くじを買いに行くのが日課。買ったくじは仏壇か神棚に置くようにしている」
‘11年度版『宝くじ白書』(みずほ銀行調べ)によると、1千万円以上の高額当せん者941人の『購入後の保管場所』は1位が『机の引き出し』、2位が『神棚・仏壇』、3位には“携帯派”の『カバン・ハンドバッグ』と続いていた。では、最強の保管場所は? 風水建築家で宝くじにくわしい山下剛さんはこう語る。
「大黒天は財運の神、紫水晶は未来の幸運を暗示、真西の方角や黄色いアイテムは風水で財を意味します。また先祖を祀る仏壇も財を導く場所ですね。今回の4人の保管術を参考に、ひとつずつジャンボのたびに試して、1万円以上の小当りが来たらその保管場所を続けてみる。それが自分に最強の保管場所を探し出す近道だと思います」