「’10年末に北海道『北見イオンCC』から1等1本、2等2本、『北見三輪CC』から2等1本、計6億円が出て“北見の奇跡”といわれました。’10年はバンクーバー五輪カーリング女子で本橋麻里さんと近江谷杏奈さん(ともに北見市出身)が大活躍。このように冬季五輪と宝くじには深い関係がある。グリーンジャンボを購入される方はぜひ知っておいていただきたい」

 

こう語るのは宝くじ研究家の山口旦訓さん。その話を裏付けるように、’06年には本橋のほか、小笠原(旧姓・小野寺)歩、船山(旧姓・林)弓枝の3人の北見市出身の選手がカーリングで出場。この年にも「北見イトーヨーカドーCC」から年末2等1億円が2本出た。

 

「北見市は人口12万人の小さな町。町を挙げてカーリング熱が盛んで、宝くじ販売員の身内にも“関係者”がいて、よく買いにみえます。ソチ五輪では小笠原さん、船山さんがチームの柱。また奇跡が起きてほしいですね」(「北見イオンCC」の荒木達夫店長)

 

宮城県「利府イオンCC」でも’06年に奇跡があった。利府町はトリノ五輪で金の女子フィギュアスケート・荒川静香が10代の7年間を過ごした地。ここで同年年末ジャンボ2等1億円が2本も出たのだ。

 

「町民栄誉賞の贈呈式で、地元の恵まれない子供に寄付をしてくれたことをよく覚えています。その年、同時に2本の億が出たので、まさに“金つながり”だと鳥肌がたちました」(「利府イオンCC」売り場担当・相原真さん)

 

また、’06年、’10年の両方で億を出している売り場のランキングでは、トップテンに名古屋駅前の売り場3つが!

 

「女子フィギュアファンならおわかりでしょう。名古屋市は安藤美姫さんと浅田真央さんの出身地。その表玄関の名古屋駅前から、両年で3売り場合計65億円の大当たりが出たんです」(山口さん)

 

なかでも「名駅前CC」は’06年、’10年のグリーンでも1等2億円が出ており、冬季五輪イヤーに強い売り場の筆頭だ。店主の坂原克司は次のように話す。

 

「名古屋は伊藤みどりさん以来、女子フィギュアが日本一盛ん。毎回、五輪のたびに町全体が女子フィギュア一色。その強さが後押ししてくれているんですよ、きっと。今回のソチは浅田真央さん、村上佳菜子さんが名古屋出身、鈴木明子さんも豊橋市出身でさらに愛知県一色。前回以上の億を期待しています」

 

それにしても、なぜ出身地で億が出るのか?

 

「地元出身の選手を応援しようという人々の情熱が、幸運の女神の注意を振り向かせ、その土地に大当たりをもたらしてくれるのではないでしょうか。すべては地元の人たちの熱気のおかげですよ」(山口さん)

 

となると、気になるのが今回のソチ五輪で期待の売り場だ。

 

「女子ジャンプの高梨沙羅さんは北海道上川町出身。隣町になりますが、旭川市『堂前たばこ店』は億の常連で要チェックです。また女子モーグルの上村愛子さんが長野県白馬村の出身ですが、残念ながら白馬村には宝くじ売り場がありません。近くの大当たり売り場というと、’12年グリーンで1等5億円が出たJR長野駅前『長野東急CC』。長野市は五輪開催地でもあるし期待できます」(山口さん)

 

4年に一度の“五輪で5億”にあなたも挑戦してみては?

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