「ゆるキャラ」は、かわいさと文字どおりのゆるさで和ませてくれるマスコット・キャラクター。しかし、宝くじにおいてはまったくゆるくなかった。ゆかりの売り場からバンバン大当たりを出すパワーが!
「この子が『億』を呼んでくれたんです!」と誇らしげに栃木県「大田原ベイシアチャンスセンター」の販売員が差し出すのは大田原市のゆるキャラ「与一くん」だ。平安時代、源平屋島の合戦の際、船上の扇の的を1本の矢で見事に射抜いたとされる弓の名手・那須与一が、幼少時を大田原で過ごしたことにちなんで市のPRマスコットとして誕生した「与一くん」。
「’13年サマー直前、販売員がたまたま市内の道の駅で目にしたのが一矢必中の『与一くん』のぬいぐるみ。これだと思って、売り場の窓口に飾ったところ、なんと1等前後賞5億円が出たんです」(店長・橋本達矢さん)
「与一くん」パワーはさらに続く。昨年、大田原市では「与一くん」のぬいぐるみを一回り大きくしたニューバージョンを発売。さっそくそれも売り場に飾ったところ、今度は’15年年末ミニ1等7,000万円が出たという。
埼玉県「深谷アリオチャンスセンター」にいるのは、深谷市の特産品・深谷ネギをツノに見立てたゆるキャラ「ふっかちゃん」だ。
「昨年の全国ゆるキャラグランプリで第3位になるなど、地元では知らない人はいない人気者。昨年12月、年末ジャンボ発売中にアリオショッピングセンター内で開催された『深谷ねぎまつり』に『ふっかちゃん』が来たんです。子供たちは大喜び。うちの売り場の雰囲気もいっきに明るくなって、これはありがたいと思っていたら、1等前後賞10億円が出ました」(藤本隆店長)
この大当たりを受け、藤本店長は深谷市と交渉。売り場ボックスの背の部分に「ふっかちゃん」のイラストを描き、窓口にはぬいぐるみを置いて、「ふっかちゃん」売り場として売り出し中だ。
ゆるキャラが大当たりを呼んだ売り場はほかにもある。
■福井県「福井ワイプラザチャンスセンター」・ゆるキャラ「ジュラチック」。最新「億」実績・’15年サマー1等後賞1億円。
■長野県「飯山ベイシアチャンスセンター」・ゆるキャラ「アルクマ」。最新「億」実績・’15年年末1等前後賞10億円。
■岐阜県「高山バローチャンスセンター」・ゆるキャラ「飛騨のさるぼぼ」最新「億」実績・’16年グリーン1等前後賞6億円。
■静岡県「マスミ」・ゆるキャラ「人生カエルくん」。最新「億」実績・’13年サマー1等前後賞5億円。
■愛知県「名古屋ラッキーセンター」・ゆるキャラ「らっきぃあたるくん」。最新「億」実績・’13年ドリーム1等前後賞1.1億円。
■福岡県「久留米ゆめタウンチャンスセンター」・ゆるキャラ「くるっぱ」。最新「億」実績・’12年年末1等前後賞6億円。
ゆるキャラがこんなに大当たりを招くのはなぜか?京都風水師のほへとさんに聞いてみた。
「宝くじ売り場はお金を扱うため、陰の要素が強い場所。ゆるキャラは底抜けの陽のパワーですので、陰陽のバランスが非常によくなり、大当たりを招きやすくなるんです」
今後もゆるキャラのいる売り場は要チェックだ!