整形、豊胸、脂肪吸引……こんな医療機関のHPには気をつけろ!

”アンチエイジング”の追い風を受けて、加熱している美容医療ブーム。だが、内閣府に設立された消費者委員会によると「全国の消費者センターに寄せられる相談は、エステも含めると毎年1万件近い数。とくに身体危害については年々増えてきています」(同委員会事務局)という。

さらに同委員会のアンケート調査によると、美容医療を受ける消費者の38.0%が医療機関のホームページ(HP)で情報収集を行っていることが明らかになった。そこで未然にトラブルを防ぐため、同委員会が厚生労働省に要請。医療機関のHPについて「適切なあり方」を求める指針が作成された。今後、安心なクリニックを選ぶ基準になりそうだ。その、厚労省が指示した「掲載すべきではない」事柄とは?

●虚偽の内容
おなじみ「ビフォー&アフター」の写真を加工・修正している場合はは、当然NG。撮影条件などを変えて効果を強調した写真も掲載はNG。誇大表現とされる。また「絶対に安全な手術」「必ず成功」といったうたい文句は「絶対安全な手術を行うことは医学的に困難」として、虚偽とみなされる。

●「日本一」「芸能プロダクション」「著名人」
「日本一の症例数」「県内一の医師数」などは、それが事実でもほかより著しく優れた医療機関だと誤解を招く表現だけに、掲載すべきではないとのこと。同様に「芸能プロも提携」「著名人も○○医師を推薦」という表現もNGだ。

●大げさな情報
「○○学会認定」などと書かれているHPも多い。しかしこの学会が医療関係者の関係者が運営していたり、実績のない団体だったりすることも。これらの情報は誇大表現とされるため、掲載はNG。権威を感じさせる表現に注意を。

●プレゼントやキャンペーンの強調
「無料相談でもれなく○○プレゼント」などは、本来の医療行為とは直接関係のない事柄で顧客を誘っているのでダメ。「期間限定、今だけ50%オフ」などのキャンペーン告知も、早急な受診をあおるためNGとのこと。

●患者の不安を過度にあおる
ネガティブな表現で患者を誘うケースも要注意。「××手術法はリスクが高いので、○○手術法がおすすめです」などと、特定の手術のリスクを強調し、誘導することもNG事項に。不安心理につけ込んだ表現には、惑わされないように。

これから施術を考えるときは、HPに嘘、見栄、脅しがないかをしっかり見極めて!

 

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