年収1千万円も夢じゃない?「女性がガッツリ稼げる職場」8
産業能率大学が、平成24年度の新入社員を対象に行った最新の調査で、女性新入社員の約3割が『管理職になりたい』と考えていることがわかった。これは、調査がはじまった平成12年以来、過去最高の数字。長引く不況の中、女性のキャリア志向が一段と高まっていることがうかがえる。
「基本的に、女性が顧客となる産業・業界は、女性社員がハンディなく働ける職場が多いと考えます」と話すのは、企業の口コミサイト『キャリコネ』を運営する『グローバルウェイ』社長の各務正人さん。年間1千万人以上が利用する同サイトでは、各企業の社員自らが給与明細を公開。勤務先の情報を投稿している。『キャリコネ』内には、実際に働く女性社員の声が寄せられている。
近年、給与体系や昇進の男女格差を解消すべく、さまざまな試みに取り組む企業が急増。そこで本誌は、働く女性の”やる気”と”能力”が確実に年収に反映される企業を『キャリコネ』で調査。その中から、『女性がガッツリ稼げる職場』8社を投稿者のコメントとともに紹介。男性社員に負けず、目指せ年収1千万円プレーヤー!
【資生堂】《女性従業員が多いので、育休・育児のための時短就業などは他社よりも比較的とりやすい》(20代後半/商品企画/年収430万円)
【花王】《退社した後、ある一定の基準を満たせば再入社できる制度がある。また、女性が非常に働きやすい環境が整っている》(26歳/海外営業/年収510万円)
【ベネッセ】《女性の活躍が目立ちます。子育てをしながら管理職についている人が多く、その周りもママさん社員が多いので、理解ある環境かと思います》(27歳/販売促進/年収801万円)
【日本マイクロソフト】《育児や出産について理解はあります。お子さんがいる女性マネージャーの比率はほかの企業より多いと思います》(38歳/カスタマーサポート/年収1千万円)
【ジョンソン・エンド・ジョンソン】《旅行などに使えるポイントが毎年もらえるのでとてもよかった。子どもができると、小学校に入るまで毎年20万円ほどもらえる》(20代後半/マーケティング/年収900万円)
【ぐるなび】《とにかく忙しい毎日。気づけば終電になることも多々あります。ただ、一人一人に大きな裁量が与えられていて、自分の提案でいくらでも新しいことにチャレンジできるやりがいある職場でもあります》(20代後半/コンサルティング営業/年収550万円)
【楽天】《立場に関係なくどんどん意見を言えて、非常にやりがいのある職場だと思います》(30代前半/マーケティング/年収500万円)
【サイバーエージェント】《女性でも管理職は結構います。出産してまた戻ってくるケースも多いので、産休も制度として根付いています》(20代後半/人事/年収450万円)