「家計の中でも、保険はとくに見直す余地があります。ただし、夫や自分に万が一のことが起きても生活できるように、何らかの保険には入っておいたほうがいいと思います。今は安い保険料で、充実した保障の保険がたくさんありますから」

 

こう語るのは、ファイナンシャル・プランナーの畠中雅子さん。消費税アップまで1カ月あまり。畠中さんは、「今のうちに『医療保険』に入っておいたほうがいい」と話す。そこで「40代で入っておきたい医療保険」をご紹介!

 

病気やケガで治療を受けたときのための医療保険は、入院時の差額ベッド代や、医療費が高額だったときなどに備えられる。最近は、月の保険料が1千〜2千円台で、さまざまな商品が登場している。

 

「’01年の規制緩和で、大手の生命保険会社と損害保険会社が参入し、競争が激しくなりました。入院給付金のほか、先進医療や通院時の給付金が出るものも販売されています。価格にあまり差がないときは、付加価値で比較しましょう」(畠中さん・以下同)

 

オリックス生命の「新CURE」(3大疾病無制限プラン)は、1回の入院で保障される支払い限度日数は60日。だが糖尿病、高血圧性疾患、肝硬変、慢性心不全の場合は倍の120日、がん、脳血管疾患、心疾患の3大疾病では無制限となる。入院の有無にかかわらず、公的医療保険制度の手術、放射線治療にも入院給付金が出て、先進医療にも対応している。

 

「日本人の2人に1人がかかる『がん』への備えは、別の『がん保険』に入るよりも、『がん特約』が付いた医療保険に入ったほうがトータルで安い場合があります。その場合は、『診断給付金』『手術給付金』『入院給付金』の内容と、保険料を比較しましょう」

 

アフラックの「ちゃんと応える医療保険EVER」は、入院給付金が5千円のコースに入ると、入院前後の通院時に1日3千円の給付金がもらえるオプションもある。放射線治療を受けたときは、入院しなくても1回5万円(複数回、治療を受けるときは60日に1回)が受け取れる。

 

メットライフ アリコの「やさしくそなえる医療保険 先進医療安心プラン」では、自分にとってベストな医療を選択するために総合相談医による「セカンドオピニオンサービス」が受けられる。

 

「使わなかったら払った保険料が戻ることで、’13年1月の発売以来、注目を集めているのが、東京海上日動あんしん生命の『メディカルKit R』。掛け捨てはもったいないという人におすすめです」

 

50歳までに契約し、70歳まで入院給付金などを受け取らなかった場合、払い込んだ保険料が「健康還付給付金」として、全額戻ってくる。入院給付金を受け取っても、差し引いた金額は戻る。1日あたりの入院給付金5千円、手術給付金が5万円のタイプに40歳(女性)で加入すると、月々の保険料は4千90円。

 

これらの保険は、いずれも各社のホームページから資料を取り寄せ、簡単に申し込めるのも魅力。充実保険で、4月から安心生活を!

関連カテゴリー:
関連タグ: