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話題のスポットやニューオープンのお店を、本誌編集者・めた坊(40歳独身。食いしん坊生活が続き、身長170センチで体重はかろうじて0.1トンを切るメタボ体形に成長)が覆面取材。“勝手に対決”させるこの企画。今回のお題は、この秋見たい「古代の王」展覧会だ。

 

最初に向かったのは東京国立博物館で開催中の「始皇帝と大兵馬俑」。最初の皇帝を名乗り、中国大陸に統一王朝を打ち立てた秦の始皇帝だが、今回は巨大な陵墓から発見された文物が3つのコーナーに分けて展示されている。第1〜2章は王剣や玉装飾など、貴重できらびやかな文物が展示されている。

 

今回、めた坊がいちばん驚いたのは第3章の「始皇帝が夢見た『永遠の世界』 兵馬俑と銅車馬」だ。国立博物館の広さを利用した約1千平方メートルの巨大な部屋に本物の「兵馬俑」が10体と、複製70体が配置されており、発掘現場の「兵馬俑坑」を再現しているのだ。展望エリアから見るとこれがものすごく圧巻。始皇帝陵を永遠に守る副葬品として埋葬された兵馬俑だが、1974年の初出土以来、発掘・調査はまだ終わっていない。壮大なスケールの始皇帝陵の展示だ。

 

お次は、六本木ヒルズ内にある森アーツセンターギャラリーで開催中の「国立カイロ博物館所蔵 黄金のファラオと大ピラミッド展」へ。ピラミッドといえば、吉村作治教授をまっ先に思い浮かべるめた坊。なんと、この展示会の監修者はその吉村教授であり、教授が選び抜いた100点あまりのエジプトの至宝が公開されているのだ!

 

こちらは5部構成で、古代エジプトの王・ファラオたちが建造した巨大なピラミッド群から発見された貴重な装飾品や木棺などが展示されている。ピラミッド時代の女性たちの腕輪やアクセサリーはとってもおしゃれで、アイメークもばっちりしていたことがわかった。そして、黄金のマスクやクフ王の彫像の実物を拝見、紀元前に作られたマスクが意外と輝いていたのは驚いた。4千500年前のロマンを感じることができた!

 

【めた坊ジャッジ】兵馬俑のスケールに、ビックリ!今回は展覧会の大きさが決め手で始皇帝の勝利だ!

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