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「マッサージをしてもらっているうちにストンと眠りに落ちた経験のある人も多いはず。上手に筋肉の緊張をゆるめ、心をリラックスさせてあげれば、人は簡単に眠りに落ちるんです」

 

こう語るのは「仲野整體東京青山」の仲野孝明院長。「仲野整體」は大正15年創業。仲野さんの祖父と父が藍綬褒章を受けた名門整体院だ。4代目となる仲野先生は米国のカイロプラクティックの技術も取り入れた先進的な施術で、「姿勢治療家」として活躍。睡眠に対する知識も深く、これまで数千人の睡眠改善に取り組んできた。まさに睡眠の“神の手”だ。

 

「なぜ人はマッサージをしてもらうと眠れるか。それは眠れないという症状は、多くが体と頭のバランスが取れていないことが原因だからです」(仲野先生・以下同)

 

体温や呼吸など無意識な体の動きをつかさどる自律神経には、活動中に活発になる交感神経と休息中に活発になる副交感神経がある。

 

「簡単に言えば、眠れない人は布団に入っても昼間のストレスで交感神経が活発化したまま、副交感神経に切り替えが上手にできない状態です」

 

どうしてうまく副交感神経に切り替わらないのか?

 

「それは現代人は肉体的なストレスがほとんどなくて、精神的なストレスだけが過剰なことが一因。体と心のストレスがアンバランスなため、交感神経が過敏になってしまっているんです」

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