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今年はドライハーブのインテリアがトレンド! だがその魅力は、おしゃれなたたずまいやナチュラルな香りだけではない。ドライハーブは、女性の体にうれしい効能をたくさん隠し持っているという。

 

「ハーブはヨーロッパを中心に、古くから薬として使われてきた植物です。心身の不調を整えたり、予防したり、自然療法として確立されているんですよ」

 

そう語るのは、有機ティーブランド「WHITETREE HEALTH AND BEAUTY」代表で、著書に『ココロとカラダを癒す ハーブを楽しむ暮らしのレシピ』(朝日新聞出版)があるフローレンスめぐみさん。

 

「薬というと苦いイメージですが、ハーブは香りがよくておいしいから、生活に無理なく取り入れられるのが魅力です。更年期障害など、ホルモンバランスの乱れからくる不調にも適していますし、この時期なら、殺菌作用や冷え解消効果があるから、風邪対策になります。ハーブはドライにすることで成分が凝縮して効能が高まり、保存性が上がるので、まとめて作っておくといいですね」

 

ドライにしたハーブは、冬の“温活”にもすっと取り入れられるのが魅力。ポカポカと温まりながら、手作りならではの無添加でナチュラルな風味を楽しんでみよう。紹介するレシピを参考に、好みのハーブでアレンジしてもOKだ。

 

■バスソルト

 

【材料/約1週間分】
ローズマリー(ドライ)…20g(4~6本分)
天然粗塩…350g

 

【作り方】
1)ティーポットに半量のローズマリーを入れ、熱湯20mlを注いでふたをし、3~5分ほど蒸らしたら茶こしでこす。
2)耐熱ボウルに塩を入れ、1の液体を少しずつ加えてそのつど混ぜる。
3)電子レンジ(500W)にかけ、様子を見ながら30~50秒ずつ加熱し、水分を粗塩に吸い込ませる。仕上げに残りのローズマリーを混ぜる。

 

【使い方】
バスタブに入れて溶かせば、1日の疲れがすっきり。排水口に詰まりやすい場合は、お茶パックを活用して。1週間を目安に使い切る。

 

■ルームスプレー

 

【材料/約100mlのボトル1本】
セージ(ドライ)…小さじ山盛り1(1~2本分)
セージ(フレッシュ、あれば)…1本(4~5cm)
無水エターナル…10ml
スプレーボトル(100ml)…1本

 

【作り方】
1)セージを手でほぐし、ティーポットに入れて熱湯90mlを注ぐ。ふたをして3~5分ほど蒸らし、茶こしでこして冷ます。
2)1の液体をボトルに注ぎ、無水エターナルを加え、あればフレッシュのセージを入れる。

 

【使い方】
ソファやカーテン、ベッドリネンなどにシュッとひと吹きすれば、殺菌効果で空間がリフレッシュ。冷蔵庫に入れ、2~3日中に使い切る。

 

■ホットマスク

 

【材料/横16×縦12cmのホットマスク1個分】
ラベンダー(ドライ)…5g(1~2本分)
あずき…200g
布(綿か麻100%、約19×27cm)…1枚

 

【作り方】
1)布を中表にして2つに折り、縫いしろ1.5cmをとって袋状に縫い、表に返す。
2)ラベンダーとあずきを混ぜ合わせて1に入れ、口を縫って閉じる。

 

【使い方】
電子レンジ(500W)で40秒ほど加熱し、コリや冷えが気になる部分に当てる。就寝時が特におすすめ。数カ月たったら中身の入れ替えを。

 

冬のドライハーブは美容と健康に大活躍! ふだんの暮らしに無理なく取り入れられるので、ぜひお試しあれ!

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