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お金の記事はやっぱり本誌でも読者の注目度が高いですが、記事でアドバイスをしてくれる「お金のプロ」のお財布、のぞいてみたいと思いませんか? 見せてくれたお財布には、さすがのテクニックが満載です!

 

「『節約を一生懸命してもお金が全然貯まらない!』と家計相談に来る方の多くは、お財布の中身がレシートやカード類でパンパンにふくらんでいて、お金の使い方に無頓着なケースが見られます。お財布の中に入っているものを取り出して、必要なもの、不必要なものに選別しましょう。余計なものは持ち歩かないで、常にいくらお金が入っているのか把握できるようになると、お金の使い方もうまくできるようになりますよ」

 

そう語るのは家計コンサルタントの八ツ井慶子さん。20年近く長財布派で、今持ち歩いている黄色いソフトな革製の長財布は、今年2月にひと目ぼれで購入したとあってキレイ。

 

「まだ2つ折り財布を使っていたころの話で、あるときコンビニでお金を支払ったとき、お札がくるんと2つ折りの状態でレジに置かれてしまい、お札が折れてかわいそうだと思ったのです。それから、折れたお札ではなく“ピン”とした状態で持とうと、買い換えるときに長財布を選ぶようになりました」(八ツ井さん・以下同)

 

長財布を使うとお金が貯まるという“長財布信仰”があるが、財布の形にかかわらずお金を大事にする気持ちを持って、そのうえで長財布にすることが大事だという。

 

「お札に印刷されている顔の向きをそろえて、1,000円札、5,000円札、1万円札と順番に入れています。小銭は汚れてお財布が傷みやすくなるので小銭入れに。持ち歩くカードはメインバンクのキャッシュカード、クレジットカードが1枚ずつ、よく買い物をするスーパーのカードなど、できるだけ最小限にしています」

 

長財布でもチャック式のタイプは、中に小銭やレシートやカード類がたくさん収納できるから、かえってふくらんでしまい、お金の管理がずさんになりかねない。財布を“薄く”するように毎日レシートを取り出してスッキリ!

 

「お金を大切に扱うのが基本。今の財布は使用前にお札を入れて神棚に置き、暦のなかで最も縁起のいい吉日、2月10日の『天赦日』から使い始めています。天赦日に『使わせていただきます』と手を合わせました。それから験担ぎで、1万円札を2カ所折り、数字をつなぎ合わせて1億円にしたものを3枚つねに入れ、3億円持っている気分でいます(笑)」

 

まずは、お札の向きをそろえることから始めよう。

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