(写真:霊視カウンセラーの尚さん) 画像を見る

「幸せを呼び込むためには、自分で自分を褒めてあげることはもちろん大事ですが、ネガティブな思いも隠さずすべてアウトプットしてしまう必要があります。“うぬぼれ”も“悪口”もノートに書きつづることで、心の整理ができて幸運体質になれるのです」

 

こう話すのは、霊視カウンセラーの尚さん。昨年7月、本誌で作家・佐藤愛子先生と対談。「尚さんは無私の方」と太鼓判を押されるや、“会いに行ける霊能者”として人気に。さらに、初の著書『神様からのギフト 愛に導くスピリチュアル・メッセージの受け取り方』(廣済堂出版)では、幸せを引き寄せるノウハウを愛あふれる筆致でつづり、話題を呼んでいる。

 

しかし、現在は多忙により、個人カウンセリングの予約が取りにくい状況ということで、尚さんに幸せを呼ぶ具体的なメソッドを誌上で伝授してもらうことにした。

 

「メソッドといっても難しく考えることはありません。書き方は簡単。ノートの真ん中に横線を引き、上にうぬぼれ、下に悪口を書いていくだけ。悪口ノートは、心の断捨離と思ってください。不要なものを捨て去り、心に空き容量をつくることで、新たな発想や、プラスのエネルギーを取り入れやすくなります。マイナスの感情は押し殺すことなく整理して捨てることが大事です」

 

ということで、さっそく実践してみよう。記す際に心得ることは次のとおり。

 

【1】“自宅”で“ひとりの時間”に書く!

 

「負の感情も正直に吐き出す必要があるので、誰にも気を使わない空間で書くことが大切。持ち歩いて紛失してしまったり、人に読まれてしまう心配もないので、心を開放することができます」

 

【2】文のつながりは気にせず、“箇条書き”で!

 

「誰かに見せるものではなく、自分だけ理解できればいいので、“いい文章”を書く必要はありません。文体も、前後のつながりも気にせず、箇条書きで思うがままに書き出してください」

 

【3】“同じこと”を書いてもOK!

 

「日常の出来事ですから毎日、同じグチが続いてしまうことも当然ありますよね。自分の“思いグセ”を知る機会でもあるので何度書いてもOK。書いているうちに『こだわりすぎていたかも』と相手に寛容になれたり、不満を昇華できてしまうこともあります」

 

【4】頭で考えず、“感じたまま”書く!

 

「いわば人に見られることを意識したSNSとは真逆の本音ノートなので、胸の奥底から湧き出てくるまま、感じたままをアウトプットしましょう」

 

【5】嘘はつかずに“正直”に!

 

「人間には必ず陰陽があり、陰の一面があって当然。そのことで必要以上に自分を責める必要はありません。むしろそれを押し殺し、うやむやにすると、気づかないうちに不幸を抱え込んでしまう恐れがあるので、上手に整理し、解消してしまいましょう」

 

一方、「うぬぼれることが思いつかない」という人も多いそう。

 

「日本人はうぬぼれ下手で、『私なんか』と謙虚な方が多いですよね。ともするとネガティブな思考に陥り、気づくと“悪口”のほうが多くなっている人が多いかも。ノートにそうした偏りが生じたら自己肯定感が弱くなっている証しなので、ゆっくり1日を振り返ってポジティブなことを見つけましょう。『ご飯をおいしく食べられた』ことだって、元気に生きている証拠。ささやかなことでいいので、自分を褒めてあげてください」

 

最後に、このノートを書く目的について、尚さんはこう語る。

 

「自分に正直に向き合い、心の奥底の思いを吐き出すことで、心の整理整頓ができます。すると、あなたの守護霊さまは、そうして生まれた心の空きスペースに、幸せに生きるためのメッセージを送り届けてくれるのです」

 

尚さん曰く、「人にはそれぞれ3人の守護霊さまがついている」とのこと。そしてそのつど、その人に必要なメッセージを届けてくれているのだが、心に余裕がないと受け止める余地もなくなり、守護霊のせっかくの導きを無にしてしまうのだという。

 

「そのメッセージは、ふとした形であなたに届きます。たまたまつけたときのテレビの番組だったり、立ち寄った本屋さんでふと開いてみた書籍だったり。何げない日常を通して、あなたにヒントを届けてくれています。そんな“ギフト”をキャッチできれば、必然的に幸せになれるのです」

 

あなたも今日からノートをつづって、守護霊の幸せメッセージを受け取れる体質になろう。

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