「売り場の横の入口が門のように見えるので、装飾を施して、本格的な門にしました。先日、この門をくぐって、クイックピック(機械が自動的に数字を選ぶ買い方)で、ミニロトを買ったお客さんが1等500万円大当たり。『クイックピックで当たるなんて門のおかげや』と大喜びでした」
そう語るのは、売り場横の入口が「億の通り門」になっている兵庫県「加古川イトーヨーカドーチャンスセンター」(加古川市別府町緑町2-1)の販売担当・澁谷博子さん。この売り場からは’12年サマー1等も出ている。
5月7日から、1等・前後賞合わせて5億円が当たるドリームジャンボが発売中だ。新型コロナ禍で気分が落ち込む中、少しでも明るい気持ちでジャンボを購入してほしいという願いをこめて、本誌では「笑門来福」という言葉に着目。
本来は、笑っている家庭には幸福がやってくるという意味の四字熟語だが、宝くじの世界では、冒頭の売り場のように、店頭にある門が億を呼んでいる売り場が全国にある。今回は、そんな「福招き門」の奇跡のエピソードを紹介!
大阪府「千日前エスカールチャンスセンター」(大阪市中央区千日前2-10-1)にあるのが、「開運の門」。’15年にロト6とロト7の1等合わせて9億2,000万円が出たのを記念して設置されたものだ。
「当てられたのは両方とも常連のお客さんたちで『当たらへんな』が口癖でしたが、それ以来、売り場に見えても、その言葉は口にされなくなりました(笑)。みなさん、ゲン担ぎに門をくぐっていかれます。今年1月にもロト6の1等2億円が出たんですが、その当せん者の人もくぐっていかれたはずです」(石崎泰淳店長)
四国・愛媛県「まつちかチャンスセンター」(松山市湊町5-1-1)は、伊予鉄道・松山市駅直結のまつちかタウンという地下街にある。地上の歩道から地下街への入口に設置されているのが、売り場の「億招き門」だ。
「’05年年末1等4億円の大当たりを記念して設置しました。すると、’06年ドリーム、年末、’07年ドリーム、’10年年末、’12年サマーと、総額11億円の大当たり。その名に恥じぬ億招きぶりです。その中の1億円を当てた男性は『販売最終日に10枚だけ買ったのに当たった!』。残り福というのは本当のようです」(佐藤信店長)
ぜひあなたも「福招き門」にあやかってみてはいかが?
「女性自身」2021年5月25日号 掲載