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「蒸し暑い日が続くと気分的にイライラして、自分を律する頻度がだんだん減ってきます。そのため、他人からどう見られているか、公共のマナーに対する“俯瞰力”も鈍ってきます。とくに影響を受けやすいのがオヂサマたち。身だしなみ、自分を律することにも、だらしなくなる傾向があります」

 

こう語るのは、『知らないと損をする男の礼儀作法』(SB新書)の著者で、マナー講師として活躍中の諏内(すない)えみさん。

 

厳しい残暑が続くなか、汗でベトベトになったスマホを使っていたり、公共の場で大きなくしゃみを平然としたり……これからも傍若無人に行動するオヂサンを目撃する機会は多いはず。

 

そこで諏内さんに、女性がとくに遭遇したくない「残念なオヂサン」たちの生態を解説してもらいました。夫や家族が当てはまるようだったら、さっそく改善を!

 

【1】直進オヂサン

 

駅などの通路で、正面からぶつかりそうになるまで突進してくるのが“直進オヂサン”だ。

 

「男性は相手が女性だとよけると思いこんでいるのかもしれません。“どこ見てるのよ”と言ったら、“オマエもだろ!”と、怒鳴られるかもしれない。女性は男性にぶつかられても、なかなか怒れませんよね。怖いですから。だから頭にきてもその場はグッと我慢する、というケースが多いと思います」(諏内さん・以下同)

 

対処法は相手に恩を着せること。

 

「相手がぶつかってきた場合“大丈夫でしたか?”と、先に声をかけて、恩を着せる方法があります。そうすると“僕も見てなかったので”と、謝ってくることも」

 

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