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《とうとう更年期がきてしまった》

 

女優の葉月里緒奈(46)が9月26日、自身のインスタグラムでこう告白した。

 

《ホットフラッシュ、頭痛、不眠が続くと日中ボーっとしてしまう》と、悩みを打ち明け話題に。フォロワーの女性からは、「私もです!」「親近感を覚えます」など続々と共感の声が上がっている。

 

日本人の女性が閉経を迎える年齢は50〜51歳といわれており、一般的にはこの時期をはさんだ、45〜55歳の約10年間が「更年期」と呼ばれている。

 

症状は、イライラ、不安、落ち込み、不眠などの“精神神経系”、ホットフラッシュ、動悸などの“血管運動神経系”、肩こり、腰痛などの“運動器官系”など多岐にわたる。

 

「更年期症状の主な原因は『ホルモンバランス』の乱れです」

 

こう話すのは、対馬ルリ子女性ライフクリニックの院長で産婦人科医の対馬ルリ子先生。

 

「年齢が上がるにつれて、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が減少します。エストロゲンが低下すると、視床下部を介して自律神経が不安定になり、頭痛やめまいなどさまざまな不調を引き起こしてしまうのです」

 

■症状悪化はコロナ禍の過度なストレスが原因

 

誰もが経験するとされている更年期だが、対馬先生はこう警鐘を鳴らす。

 

「コロナ禍の影響で、取り巻く環境が悪化し、更年期の症状がひどくなっている女性が増えています。特に、不眠、尿漏れ、便秘、頭痛、肩こりなどの症状を訴える人の増加が目立ちます」

 

いったいなぜコロナの影響で更年期症状が悪化しているのだろうか?

 

「主な原因はコロナによる『ストレスの増加』です。人の体は過度なストレスにさらされると、一時的に女性ホルモンの分泌が減少してしまいます。すると、自律神経が乱れ、更年期症状で見られるような体の不調を招くことになるのです」(対馬先生・以下同)

 

自分では気づかぬうちにストレスを抱えてしまうケースも少なくないという。

 

「たとえば、コロナ感染防止のため『買い物以外の外出はダメ』と過度な行動制限を夫から受けているような方もいます。このとき、本人は『夫は私のことを心配してくれている』と思っているかもしれない。しかし、人から制限されることによってどうしてもストレスがたまり、更年期症状を悪化させているケースもあるのです」

 

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