稚内まで徒歩で日本縦断をーー。沖縄県・糸満市に住む18歳の青年・比嘉琉久さんの“あるチャレンジ”が波紋を呼んでいる。
なんと比嘉さんは10月22日に日本最南端の波照間島を出発し、来年1月28日ごろに日本最北端の北海道・稚内市にたどり着く予定だという。約3カ月半かけて2,800kmの道のりを、徒歩で縦断するというのだ。
琉球新報によれば、比嘉さんは今年2月から公認会計士を目指して専門学校に通っている学生。だが通信講座を受講しているため、初めて1カ月ほど人と会わない経験をし、「気分があまり上がらなくなった」という。また同時期には新型コロナの影響で、自分以外にも同じように悩んでいる人がいることを実感。そして、「そんな人たちに元気と勇気を与えたい」と日本縦断を決意したという。
「比嘉さんは日本縦断を実現させるため、今夏にクラウドファンディングで支援を募っていました。そもそも旅に興味を持ったきっかけは、母親との会話だとか。その後、16歳で東京に初めて1人旅をし、充実感を得たようです。今回の日本縦断の旅は、《「生きている実感」が欲しい。何か大きな挑戦がしたい》との思いがあったようです。しかし集まった支援金はわずか83,000円で、目標金額の470,000円には届きませんでした」(ITジャーナリスト)
比嘉さんは資金作りとトレーニングを兼ねて、7月と9月に上京。東京でテイクアウトの配達員をし、徒歩で食事を届けたという。多いときは1日に30~40キロ歩くこともあったようだ。