福島県・喜多方カインズチャンスセンター 画像を見る

新しい年を前に、本誌宝くじ班が昨今の当せんデータを分析。すると、不思議なことに「猫」にちなんだ売り場から続々「億」が出ていることが判明。そういえば、来る年は2022年。“にゃん・にゃんにゃん”と100年に一度の猫イヤーだったのニャ! 新年の爆当たり予測をお届けしますーー。

 

■ネコ科の干支“寅ゆかり売り場”が「節分明け」から大爆発!

 

’22年のニャンニャンイヤーの干支はくしくも寅年。もちろん寅はネコ科の動物だ。

 

「中国九星術と十二支を組み合わせると、’22年は『五黄の寅』。非常にエネルギーの高い年回りです」

 

そう話すのは、京都風水師のほへとさん。じつは、そんな寅年を待ちかねている寅ゆかりの売り場が全国にあるのをご存じだろうか。

 

まずは’21年ハロウィンで1等5億円が出て注目の福島県「喜多方カインズチャンスセンター」(喜多方市関柴町西勝字鴨屋敷8-2)。トラの字は違うが、戊辰戦争(1868年)の悲劇として語り継がれる会津藩「白虎隊」で生き残った隊士・飯沼貞吉の生家跡がすぐ近くにある。

 

「江戸時代は喜多方市も会津藩。飯沼貞吉を含め白虎隊全般について必ず小学校で学び、どの学校も遠足でゆかりの飯盛山をお参りします。2年前、地元に生家跡の記念碑ができ、お参りしたところ5億円が出ました。寅年を前にトラパワーを身をもって実感しています」(販売担当の山口知寿さん)

 

続いて、東京都「京成柴又駅前売場」(葛飾区柴又4-9-4)は映画『男はつらいよ』シリーズの舞台である柴又にあり、売り場の目の前に、主役の寅さんに扮した渥美清の銅像が立っている。

 

「寅さんの銅像ができたのは’99年。それから2年後に売り場から初の億である年末2等1億円が出ました。じつは当時の販売員が売れ残ったくじを買っていて、それが2等の当せん番号と12番違い。非常に悔しがっていたのが忘れられません」(店主・大久保智紀さん)

 

’19年、’20年連続サマー1等7億円を出している東京都「池袋東口西武線駅構内売場」(豊島区南池袋1-28)には、小さな寅の置物がたくさん並んでいる。

 

「西武池袋線の沿線の所沢市内にある“寅の寺”として知られる多聞院の『身代わり寅』です。願いがかなったら、お寺に返す習わしで、1等が出るたびにお返しに行きます。多聞院の毘沙門堂には狛犬ならぬ狛寅がいて、本当にパワーを感じます」(安藤千香子店長)

 

’16年グリーン1等6億円から’18年ロト6の1等2億8,000万円まで、3年連続億万長者誕生で話題を呼んだ京都府「コトチカ京都チャンスセンター」(京都市下京区東塩小路町地内)にも、小さな寅の置物が並ぶ。

 

「京都市内の“寅の寺”で有名な建仁寺塔頭の両足院のおみくじ寅。寅は勝負の神様である毘沙門天の使いとされることから、年末ジャンボ前に当せん祈願。御利益をいただいています」(佐々木勉店長)

 

ちなみに両足院の毘沙門堂にも狛犬ならぬ狛寅がいる。

 

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