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子どもたちを中心に大人気の『うんこドリル』(文響社)と財務省主税局という、異色のコラボによる「うんこ税金ドリル」冊子版・WEBアプリ版が、今話題を呼んでいる。さっそく冊子版の中身を見てみよう。

 

おやつを買った帰り道、うんこねこはうんこ先生に会いました。

 

〈もんだい1〉おやつを買ったとき、うんこねこが気づかずにはらっていた税金はなに?

 

A 消費税
B ぶりぶり税

 

こたえ A「消費税」

 

「税金もみんなが出しておる。自分は子どもだからまだ関係ない、なんてことはないぞい!」と、うんこ先生がわかりやすく解説してくれている。

 

この「うんこ税金ドリル」、昨年11月上旬、財務省がツイッターの公式アカウントで公開したところ、1,000を超える「いいね」がつくほどのバズりようで、リツイートはなんと1,400超も!

 

「小学生たちに税金に関する教育活動を行っていますが、もっとやさしく伝える方法はないかなと考えていました。そんなとき、金融庁が小学生向けコンテンツの『うんこお金ドリル』を作成し、『もっと早く金融のことを学びたかった』という声をたくさんいただいたと聞きました。そのほか、法務省や海上保安庁などの省庁もうんこドリルを作成していました。そこで、私たちも税金をテーマにした『うんこ税金ドリル』を作ってみよう、という話が持ち上がったのです」

 

財務省主税局総務課の広報担当者は、制作の経緯についてこう振り返る。

 

ことの発端となった『うんこドリル』とは、すべての問題文に「うんこ」という言葉を使った学習ドリルシリーズのこと。未就学児から小学生に向け、国語や算数、英語などのラインナップで、なんと累計発行部数が950万部を突破。「うんこ先生」が、難しい話でも面白く、かつ、わかりやすく解説してくれると評判だ。

 

文響社の「うんこアンバサダー」である萩野里咲さんも、今回のコラボについて手応えを感じているという。

 

「子どもたちには難しく受け取られてしまいがちな税金というテーマも、飽きずに楽しく取り組めると思います。解説部分では『税金はどういうものなのか』『なんのために、誰のためにあるのか』といったことも説明していますが、うんこ先生が伝えることで、興味を持ってもらい、考えるきっかけになったのではないでしょうか。もちろん、子どもだけでなく大人も一緒に楽しんでいただけるとうれしいです」

 

次の問題は、財務省と文響社の担当者が「うーん」とうなりながらひねり出した1問で、冊子版の最後の問いになっている。

 

〈もんだい5〉うんこと税金に共通するものは?

 

むむむ、これはかなりの難問だが、気になる正解を財務省の担当者に解説してもらおう。

 

「うんこと税金に共通するものはなんでしょう。正解は『肥料』です。税金は社会を育て、私たちの生活をよりよくするために欠かせないものです。一方のうんこは、大切な農作物を育てる『肥料』として、昔から使われています。どちらも豊かですばらしいものを育むために必要なもの、というメッセージを込めました。『肥料』以外にも、皆さんがイメージする答えを考えてみてください!」

 

毎回11問がランダムに出題されるWEBアプリ版の「うんこ税金ドリル」は無料配信中。

 

頭をやわらかくして、楽しみながらトライしてみよう!

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