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目薬をさすと、瞬きパチパチしちゃわない? 2~3滴さしたりしてない? これは、目薬のさし方としてはNG。意外に知らない、緑内障を防ぐ生活習慣を身につけて!

 

【1】目薬は毎回1滴、さした後のパチパチはNG

目を守る基本として、気をつけたいのが、目薬のさし方。「さすのは毎回1滴。それ以上さしてもあふれてしまい、目の周りがただれたりする一因に」(平松先生・以下同)。またさしてすぐにパチパチ瞬きするのは、涙が余分に出て、目薬の成分が薄まってしまうのでNGだ。

 

【2】お風呂はぬるま湯38度で

「お風呂の温度は38度前後のぬるめがおすすめ。熱いお湯につかると、ストレスホルモンが出て、眼圧を上げるきっかけになります」。また脱水を防ぐために入浴前に水を飲むことが推奨されているが、入浴直前の一気飲みは眼圧を上げる((3)参照)ためさけること。

 

【3】水分を一気飲みしない

「一気に水分をとると、眼球内の水分量が増え、眼圧が上がります」。実際、5分間で1リットルの水を飲むと、6~7mmHg程度、眼圧が上がったというデータも。「水分は500mlを1~3時間かけて飲むのがおすすめ。一気飲みはコップ1杯程度にとどめてください」

 

【4】うつむいてスマホを見ない

スマホとの付き合い方も眼圧を上げないためには重要なポイント。「近くでものを見ると眼圧が上がります。つねに30センチくらい離して見ましょう。またうつむいてスマホを見ると、頸動脈が圧迫され、眼球への血流が滞るため、視神経のダメージも心配されます」

 

【5】うつぶせ寝はしない

「うつぶせに寝ると、枕で眼球が圧迫されるうえ、重力のせいで、眼球内を満たしている水分(房水)の出口が狭くなり、その流れが悪くなるため、眼圧が上がります」。横向き寝も下になったほうの目が同じ理由で圧迫されるので、同じ寝相はなるべく続けないこと。

 

【6】トイレでいきみすぎない

「重い荷物を持ったり、息を止めての筋トレのように、歯を食いしばってやる行為は一瞬でも眼圧を上げることがわかっています」。同じように、トイレでいきむのも眼圧を上げる原因に。「いきむときは、息を吐きながらを心掛けると、目への負担が軽くなります」

 

【7】コーヒーは1日3杯以内

「コーヒー好きの人にはつらいかもしれませんがコーヒーは1日3杯まで。その理由はカフェインです」。カフェインは長期的な眼圧の上昇につながるという多くの研究結果が出ているとか。「お茶はカフェインがあまりふくまれていないものなら問題ありません」

 

「日本人の緑内障は年々増加していて、40代以上で20人に1人、70代以上では10人に1人がなるとされています」

 

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