突然ですが、家を建てる際は、「土台→外壁→屋根」というように、順に工程を積み重ねていきますよね。それと同様に、スキンケアでも、「洗顔→保湿→+αのケア」と順序を守って組み立てていくことが大切です。
肌にトラブルを抱えているなら、真っ先に「洗顔」を見直すべき。洗顔は家を建てる工程の「土台」であるだけでなく、スキンケアの中で最も肌にダメージを与える可能性があるプロセスからです。
2020年にSNSで火が付き、以来、考案者のもとに、多くのフォロワーから「肌がよくなりました!」と、Before&Afterの写真とともに喜びの声が寄せられ続けている「ベビーオイル洗顔」。たくさんの方に支持される理由は、「お手頃かつ簡単!」だから。その方法をご紹介します。
■ベビーオイル洗顔の方法
<用意するもの>
・ベビーオイルまたはホホバオイル、ライスブランオイルなどの植物性油
・ティッシュペーパー3〜4枚
【1】オイルを3プッシュ程度、片手の窪みに取る。ポイントメークは事前に落としておく。
【2】顔全体にオイルを置くように伸ばす。オイルが垂れない程度にたっぷりと。
【3】まぶた、小鼻の脇、髪の生え際など、細かいところにオイルをなじませる。
【4】ティッシュでオイルを吸い取る。こすったり、ティッシュを顔に強く押し付けて刺激を与えるのは絶対にNGです。
【5】2枚重ねになっているティッシュをはがし、オイルを吸いやすい、ざらつきがある内側の面でオイルを吸い取る。
【6】細部のオイルを吸い取る。
【7】ぬるま湯で顔を軽く洗う。ベビーオイルを塗布した肌は乾燥しないので、しばらく時間が経った後、入浴時に洗ってもOK。
ベビーオイル洗顔の最大のメリットは、肌のうるおいを奪わないこと。クレンジング剤などには、洗浄や乳化のために界面活性剤が配合されているのが一般的で、これが肌の汚れと同時にうるおいまで奪ってしまう可能性があることが知られています。
「洗顔でうるおいを奪われても、保湿剤で保湿すればいいのでは?」と思われるかもしれませんが、肌にとっては自分で生み出す保湿成分がいちばん! 自前の保湿成分のほうが肌に優しいうえ、経済的にも合理的です。
今もじわじわと支持者が増えている「ベビーオイル洗顔」を編み出したのは、美容愛好家、美容インフルエンサー、歌手のmimiさん。38歳のママでもあります。
今でこそ、内側から発光するような美肌の持ち主ですが、子どもの頃から肌が弱く、皮膚科通いと縁が切れなかったそう。肌荒れがひどいときは人間関係にも前向きになれなかったといいます。そんな彼女が美肌を取り戻したスキンケア法が「ベビーオイル洗顔」なのです。
mimiさんのスキンケアメソッドをもっと知りたい! という方は、10月19日発売の書籍『一生モノの人生スキンケア』(光文社)をチェック! 同月25日、『ファミリースキンケア〜スキンシップのススメ〜』(星海社)も刊行されます。
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