《盲導犬 アイメイトって知ってる?》
《アイは I私 EYE目 愛LOVE》
そんなメッセージボードが置かれた一角を訪れられた愛子さま。まるで旧友との再会を喜ぶようにお顔をほころばせられる。
4月14日日曜日午後、愛子さまは母校・学習院大学のキャンパスを歩かれていた。
「この日、学習院大学では『オール学習院の集い』が開催されていました。愛子さまは日本赤十字社(以下、日赤)に入社してから皇室の行事がある日や土日以外は、毎日出勤されていました。新入社員ですから、緊張感もおありでしたでしょうし、お疲れもたまっていらしたと思います。
それにもかかわらず、日曜日の午前中に宮内庁楽部で雅楽演奏会をご鑑賞になるという発表を聞いたときには、“日曜日も休まずに活動されるのか”と、宮内庁内でも驚きの声が上がったのです。
そのため、“さすがに今年の『オール学習院の集い』には、いらっしゃらないのではないか”と予想されていました」(皇室担当記者)
大学に到着し、まっ先に向かわれたのは「公益財団法人アイメイト協会」が出展している盲導犬体験ブースだったのだ。
アイメイト協会はアイメイト(盲導犬)の育成を通じ、視覚障害者の自立を支援している団体。長年、「オール学習院の集い」でイベントを開催し、愛子さまも学習院初等科のころから参加を楽しんでこられた。
「たとえば、’13年の初等科6年生のときには、アイマスクを着けて盲導犬体験をされています。翌’14年、学習院女子中等科に入学された年には、東日本大震災で飼い主と離れ離れになってしまった高齢の盲導犬をいたわるようになでられていました。
このときは寄付されるだけではなく、ステンレスボトルとトートバッグといったアイメイト協会のチャリティグッズも購入しようとされたのですが、お小遣いが足りなかったようです。
愛子さまの悩まれているご様子に気づいた天皇陛下が、足りない金額を出されるというほほ笑ましい一幕もありました」(前出・皇室担当記者)
実は愛子さまは、このとき800円で購入したボトルを10年にわたり愛用されているという。