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JR東日本が作ったネット銀行「JRE BANK」が話題だ。2024年5月9日から営業を始めたが、新規口座開設の手続きが滞るほど申し込みが殺到しているという。

 

「口座の利用状況に応じて、JR東日本圏内の運賃4割引券やSuicaグリーン券などがもらえる特典が大きな魅力です。JR東日本をよく利用する人にとってはお得でしょう」

 

そう話すのはファイナンシャルプランナーの高山一恵さん。最近はJRE BANKのほかにも異業種からの金融業界参入が相次いでいるという。

 

「2020年4月に日本航空(JAL)、2022年6月に髙島屋、2022年12月にドコモが銀行サービスを始めました」(高山さん、以下同)

 

■自分の生活圏に無料のATMはある?

 

とはいえ、異業種がイチから銀行システムを立ち上げたわけではない。JRE BANKは楽天銀行、JALなどNEOBANKは住信SBIネット銀行、dスマートバンクは三菱UFJ銀行と協業し、その銀行システムを利用する。

 

ただ新規口座はそれぞれの銀行名で開設されるが、dスマートバンクは三菱UFJ銀行の口座となる点がほかとは異なる。

 

「金利や手数料などは協業元の銀行とほぼ同じで、本業のサービスを独自の特典として集客します。顧客の囲い込みをねらって、今後も新しい銀行が増えるでしょう」

 

イオン銀行や楽天銀行も元々は異業種からの参入だ。メガバンクなどの都市銀行や地方銀行とは違う第三の新銀行が増えて、私たちの新たな選択肢となるだろう。

 

「銀行は、クレジットカードや証券会社などをまとめた“経済圏”の柱です。銀行選びはどの経済圏を利用するか、よく使うサービスはどれかなど、自分のお金の使い方を見極めることが肝心です」

 

ほかの注意点は?

 

「振り込みなどほとんどの手続きはネットバンキングでできますが、現金が欲しいときはATMが必要です。手数料無料で入出金できるATMが自分の生活圏にあるか、チェックしてください」

 

大手銀行でなくても大丈夫?

 

「銀行は万が一破綻しても、普通預金や定期預金なら元本1千万円とその利子まで保護されます。銀行規模の大小は関係ありません」

 

乱立する新銀行のうち、50代主婦がお得な銀行はどこだろう。「金利」「ポイント還元率や特典」「各種手数料や使い勝手」の3項目について、50歳の高山さんを50代まっ盛りの記者が直撃し採点、ランキングを作成した。

 

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