高市早苗首相(64)の人気がうなぎ上りだ。とくに女性や若年層からの支持が高く、ファッションや持ち物をまねる“サナ活”といった現象も。
なかでもSNSで同世代女性をにぎわせているのが〈髪のハリ、ツヤ、コシがすごい〉〈地毛であの髪質、羨ましい〉といった髪にまつわる称賛の声。女性は更年期以降、女性ホルモン減少の影響で髪が細くなったり、抜け毛が増えるが、64歳にしてそのような世代特有の悩みとは無縁に見える――。
政治部記者が語る。
「体面を重んじる政治家は髪形を気にする人が多く、岸田文雄元首相は2週間に1回のペースで理容室に通っていました。ところが高市さんは、首相になって3週間、一度も美容室に行った“形跡”がないのです。衆議院議員会館の美容室に通っている様子もなければ、安倍晋三元首相のように専属ヘアメークがいる気配もありません」
しかし、美容院には“行かない”のではなく、“行けない”のだと判明。8日、公式Xで、メンテナンスに行けない切実な悩みを吐露していた。
〈現在の悩みは、夜間や週末に美容院に行く事が叶わず、自分で伸びた分だけ髪を切っては失敗して夫に笑われている事。 ヘアカラーは元々自分でしていましたが、不器用で色がマダラになっているので、年内の国会答弁が入らない日に何とか美容院に行く事を決意。〉(高市早苗 公式Xより)
一般的に、白髪染めのリタッチは3週間に1回ほどのペースが望ましいとされている。多忙を極める中で、高市首相は、なんとかセルフリタッチをしているのだろう。
「もともとキャスター出身で、身だしなみにはこだわりがあるはず。首相本人は納得いっていないようですが、それでもあのハリ・コシ・ツヤを維持するには、秘訣があるのかもしれません」(前出・政治部記者)
今回は、そんな高市首相の“サナ髪”の秘密を探ってみた。
「メークのレッスンに通ったとテレビで語っていましたが、勉強家の高市さんのことですから、ヘアケアもスタイリングもご自身でたくさん研究しているのでしょう」
そう語るのは、高市首相と30年以上親交がある、奈良県生駒市の美容室「LUNEX(ルネックス)」のオーナー・新井幸寿さん。
高市首相は「耳に髪をかけたショートヘア」だが、それを勧めたのは新井さんだったという。
「初めてお会いしたのは1992年ごろ、高市さんが地元で挨拶回りをしていたときでした。翌年に政界入りを果たした直後から、本格的にカットの担当に。1996年に新進党を離党して自民党に移ったとき、“応援してくれた人を裏切ってしまった”と吐露していたことがきっかけで『その気持ちを髪で表しましょうよ』とセミロングだった髪をバッサリと切ることを進言しました」(新井さん、以下同)
新井さん考案の“サナエヘア”で、その後政界を駆け上がった高市首相。新井さんはことあるごとに美のアドバイスをしてきた。
「政治の世界では、力強く見えることが大事なのでしょう。2021年の総裁選に出馬したときの高市さんは、髪をヘアスプレーで無理やり固めてボリュームを出していたり、眉頭を強調したり、『強さ』が出すぎて、全体的に重くなっていました。“素材”を生かしたナチュラルな見た目のほうが高市さんのよさが出ると思い、東京に駆けつけて施術したこともあります」
