25日、『報道ステーション』(テレビ朝日系)でメインキャスターを務める大越健介氏(64)が同番組の公式ブログを更新。《似ている》と題した投稿の中で、2つの国を比較しながら、“ある人物”について痛烈に批判した。
大越氏のブログでの発信について、あるスポーツ紙記者はこう語る。
「中立の立場での発信が求められる『報道ステーション』でのキャスターとは違い、踏み込んだ発言が何度も見られていた大越氏。独特の言い回しや、複雑な胸中が滲み出ている文章は、ネットニュースでも度々取り上げられました。今回、大越氏が批判した“ある人物”は、つい先日のブログでも苦言を呈したばかりでした」(スポーツ紙記者)
過去のブログでは、家庭菜園や飼っている猫などの身近な話から始まり、本題に移ることが多かった大越氏。だが、今回はいきなり冒頭から《キューバとイランはある意味、似ている。アメリカの標的になってしまった革命国家という点で。》と核心に踏み込み、アメリカの姿勢を批判するところから始まる。さらに《そして、超大国アメリカが仮に軍事攻撃という手段に打って出ても、簡単には決着がつかないだろうという点でも。》と問題の難しさを吐露している。
大越氏は、トランプ政権が21日にキューバの故フィデル・カストロ氏の弟であるラウル・カストロ元国家評議会議長(94)を30年前の殺人共謀罪で起訴したことに触れつつ、《他国の元首クラスの人物に対しアメリカの国内法を適用し、刑事責任を負わせるという手法は、今年初めのベネズエラのマドゥロ大統領(当時)の拘束劇と酷似している。》と指摘。アメリカがベネズエラと同様に、キューバに対し圧力を強めたことを問題視した。
さらにトランプ政権はキューバを《覇権を争う中国や、旧ソ連の流れを汲むロシアのいわば「出先機関」のような存在に見える》と評しており、同政権が求めていることは《社会主義体制の転換》との見方を示した大越氏。過去のアメリカ大統領たちもキューバへの体制の転換を望んでいたことを引き合いにしつつ、《だが、トランプ政権ほど露骨にその野望の刃先をむき出しにする政権はなかったと言っていい。》とアメリカのトランプ大統領(79)に対して苦言を呈していた。
大越氏がブログでトランプ大統領を批判したのは、今回が初めてではない。
「とくに大越氏は、アメリカとイスラエルによるイラン攻撃における、トランプ大統領の一連の対応を非難し続けていました。3月9日に更新したブログでは、《身勝手な振る舞いを繰り返す》《明らかに国際法違反》という言葉で批判。4月20日にも、《この人の言葉を聞くたびにめまいがする。》《本当にアメリカという民主主義国家において、正当な選挙で選ばれたリーダーなのか。》と糾弾していました」(前出・スポーツ紙記者)
ブログの結びでは、アメリカがキューバへの軍事攻撃に走った場合、《世界がどう沸騰するのか想像もつかない。》と案じた大越氏は、《そんな不安に気をもみながら、ひたすら夏野菜が順調に育つことを祈っている。》と家庭菜園の写真とともに締め括っていた。
《落ち着かない気分で迎える週末》を過ごした大越氏だったが、『報道ステーション』では今日も落ち着いた姿を見せてくれることだろう――。
