ツイッターを始めて何年が経つのでしょう。これまでに最高の「いいね」がついたのは一昨年の「半熟煮卵」のツイートでした。4万5千件ほどの「いいね」がついたのです。ところが最近、それをはるかに超えて6万5千件近くもの「いいね」を頂きました! それがこちらのツイートです。
《息子よ。気分下がったら人間下がり続ける。気分を上げよ。上げる方法を父ちゃんが教えたる。まずゴミを出せ、親友に電話しろ、部屋の窓を開け、光りの中を歩け、なんなら走れ、大笑いしろ、なんなら声を出して泣け、爆睡、ストレスの原因と名前をトイレットペーパーに全て書き出し、大で流せ。大だ!笑》
私は「いいね」が欲しくてというより、きっと自分自身を励ますために、毎日ツイートしてるのじゃないかと思うのです。自分で書いた短い文章で自分が励まされるのですから、なんと効率のいいことでしょう。でも、6万5千人の方々に認めてもらえて、ちょっと嬉しかったのも事実。このツイートをさらっとでも見た人の数は390万人近くに上ります。気が遠くなる数字ですけど、ツイッターの読者って意外と多いんですね。インスタグラムもやっているのですが、この2つってユーザーが全然違うみたいです。文章好きとビジュアル好きに分かれるのかな。
もうひとつ、最近のツイートをご紹介します。
《息子よ。たとえ学校で差別をされても、お前は他人を差別するな。たとえ学校で無視されても、君は他人を無視するな。自分は違う次元にいると思え。他人を否定する奴らは自分が空っぽだからだ。お前は空っぽじゃない。世界が悪循環を断ち切れないからテロが繰り返される。悪循環を断ち切れ、まず自分から》
これはラスベガスで銃の乱射事件があった日に書いたツイートです。1万3千人が「いいね」をくださいました。息子へ呼びかける形にしていますが、日々の息子とのやりとりがツイートのヒントになっております。これらのツイートが話題になって、先ほど、坂上忍さんが司会を務める情報番組『バイキング』(フジテレビ系)で取り上げていただきました。ツイッターのすごさを思い知らされましたよ。ところがそれだけに終わらなかったのです。なんと、光文社から本にしないか、とお話を頂きまして、この12月にツイートがまとめられ光文社新書から発売されることになりました。光文社って、『女性自身』じゃないですか!(笑)
新書を出すのは生まれてはじめてなので、ちょっと嬉しかったりもします。ツイッターやインスタグラムをやっていらっしゃらない方々にも届けばいいなあ。読んで元気になる言葉の1冊を目指して、今後もコツコツ精進していきたいと思います。
さて、今日は、ポルトガルで食べた忘れられないエッグタルトを再現してみたいと思います。サクサクッとおいしい、病みつきになること間違いなしのエッグタルトです!
材料:バター適量、冷凍パイ生地適量、卵黄3個、砂糖50g、バニラビーンズ2分の1本、小麦粉小さじ2、生クリーム180㏄。
まず、200度に予熱しておいたオーブンで、うすくバターを塗りパイ生地を敷き入れた型を7~8分空焼きします。この際、パイ生地が膨らまないように、生地にクッキングシートをのせ、タルトストーン(小豆などで代用可)をのせます。ボウルに卵黄と砂糖を入れ、白くなるまでよく混ぜます。そこにバニラビーンズを加え、小麦粉をふるい入れ、よく混ぜ合わせたら生クリームを加えていきます。空焼きしたタルト生地に出来上がったクリームを注ぎ、オーブンで15~20分焼いたら完成です。
簡単でしょ? 詳しいレシピはWEB女性自身でご確認くださいね。
ボナペティ!
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