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この1年半にわたる電力自給生活のなかで、知恵がつき、工夫が生まれ、どんどん進化していったサトウさん家。きづきや発見が次々と生まれてくるこの暮らしは、好奇心旺盛なわたしにとって楽しくてたまりません。次はこんなものを導入したいなとか、ゆくゆくはこんなふうにしていきたいなとか、どんどん夢が膨らんでいきます♪

そんなわたしの夢を叶えてくれるのが夫です。

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夫は、なんでも二つ返事で「いいね」「いいよ」「やってみよう」とポジティブな返答をしてくれる懐の広い人です。一度も「ダメ」「ムリ」「できない」と言われたことがありません。まるでアラジンの魔法のランプのような存在で、この生活はひとえに夫のお陰と言え、感謝と尊敬のきもちでいっぱいです。一般企業に勤めている会社員ですので、あまり表には出られないのですが、縁の下の力持ちであり立役者であるそんな夫に、今灯では語ってもらいたいと思います!

 

チカ:オフグリッド生活を始めて一年半経ちますが、どうでしょうか?

:電力自給をしていることを忘れてしまうくらい、普通の暮らしだよね。電力自給生活の中で、電氣との付き合い方が上手になったように思うな。空模様を見て今日はこのくらい発電するだろうって予測できたり、この家電を使えばこのくらいバッテリーが減るだろうって推測できたり。たった8枚のパネルで2kW/hの発電だけど、いまの自分たちの暮らしの電力需要供給バランスが合っていて、うまくやれていると実感しているよ。

チカ:きもちの変化はありますか?

:自分たちで電氣を作って使う生活の楽しさを知ったな。自分で何かを生みだす喜びっていうのかな。おカネを使ってただ消費する生活との違いが新鮮だよね。わたしは一サラリーマンなわけで、働いておカネを稼ぐ身としては、おカネを払うものが多いと、それだけプレッシャーを感じるわけで…。おカネを稼ぎ続けないといけない焦りというか…。電氣にせよ食糧にせよ、自分たちで作れるものの範囲が広がると、おカネを使う範囲が減るから心の負担も減る。だから、何かを消費するものではなくて、何かを生みだすものにおカネを使いたいと思うようになったのが、一番の変化かもしれないな。

チカ:なるほど、働く男性ならではのきもちですね! 昨年4月から始まったソーラークッカーを使ったお日さま料理生活はどうですか?

:エコ作はいいよね~! 料理できない男性でも、どんなに不器用な人でも、美味しい料理ができちゃうもんね。火加減とかないしさ。とりあえず食材に塩を振って筒に入れてほったらかしておけば完成みたいな(笑)作り終わってそのままにしておいても数時間冷めないから、わたしもチカさんも温める手間がなくてラクだしね♪

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チカ:週末に、エコ作で沸かしたお湯でコーヒーをよく淹れてますね。

:好きなパン屋にパンを買いに行っている間にお湯を沸かしておいて、帰ってきたらコーヒーを淹れて、庭でパンと一緒に味わうのがおきにいりの時間だね。以前、セットし忘れて出かけちゃったことがあったんだけど、わざわざ一度家に戻ってセットしてからまたパン屋に向かったくらい(笑)太陽で沸かしたお湯って本当に美味しいと思う!

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チカ:今後の展望や挑戦したいことはありますか?

:横の繋がりを増やして、なんらかの形でコミュニティをつくっていきたいかな。すでにオフグリッドを実践している人との繋がりと、これから始めようと思っている人との繋がりを、まとめられる場所や機会を設けられたらいいよね。それはインターネット上でもいいと思う。例えば、困っていることを相談しあえたり、先駆者が解決方法を教えてあげたり。それができると、みんなの知恵や工夫が共有・蓄積されていって、新たに始めようと思っている人の不安も減る。オフグリッドって大きなシステムから脱却することでもあるから、お客様コールセンターとかがないからさ(笑)あと、チカさんに全て任せっぱなしだから、もっとサポートしながら積極的に参加していきたいと思ってるよ。

チカ:それは心強いです!ありがとうございます!ちなみに、オフグリッドを後悔したことはありますか?

:後悔はしたことないけれど、冬の寒さは想定外だった。こんなに寒い地域だと思ってなかった…。24時間暖房をつけっぱなしにできる生活ではないし、冬の過ごし方は工夫が必要だよね。窓を二重サッシにするとか、電氣に代わる暖房手段を取り入れるとか、もっと快適に冬を過ごせる家にしていけたらいいな。

チカ:そうですね、冬の寒さ対策はもっとできることがありそうですよね。では、最後に読者の方々にメッセージをお願いします。

:自分で何かを作ったり生みだしたりする生活って、とても楽しいですよ! この楽しみを知ると、どんどんやりたいことが見つかるので、さらに楽しくなっていきます。楽しみの循環が生まれるんです。今後ともサトウ家の進化を見守り続けていただきたいと思うと同時に、オフグリッドな暮らしを選択する人がどんどん増えて、そのような方々とグリッドしていけたら嬉しいです!

チカ:週末の貴重な時間をインタビューに割いていただきまして、誠にありがとうございました!

:なんだか記者みたいだね(笑)