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国際オリンピック委員会(IOC)のマーク・アダムス広報部長の発言に批判が殺到している。

 

毎日新聞によると、29日の定例記者会見で、東京都で新型コロナウイルスの感染者が急拡大していることについてこう主張したという。

 

「パラレルワールド(並行世界)みたいなものだ。私たちから東京で感染を広げていることはない」

 

5月下旬にコーツ調整委員長が緊急事態宣言化でも五輪を開催する考えを示すなど、日本の感染状況を“無視”してきたIOC。今回、アダムス広報部長は改めて五輪開催と東京の感染拡大は無関係との認識を示した形だ。加えて「私たちは最も検査が行われたコミュニティーだ。一番厳しいロックダウンの制限が選手村で行われている」と強調した。

 

また、アダムス広報部長は今月20日に都内で行われた会見で、五輪開催について、快く思わない日本国民がいることに対し「もちろん、日本国民の懸念も分かるが、こちらはやらなければならないことはすべてやった」と主張するなど、万全の準備に自信をのぞかせていた。

 

しかし、来日した五輪関係者の新型コロナ感染が相次いでいる。大会組織委員会によると、7月1日から29日までに大会関係者198人の感染が確認され、このうち海外から来た2人が入院していることも明らかにした。

 

また、東京都では29日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3,865人確認された。

 

28日の3,177人を上回り、3日連続で過去最多を更新している。

 

この状況下でも、“コロナと五輪は無関係“と強弁するアダムス広報部長に対しネットでは批判の声が殺到している。

 

《すごい無責任ですよね。オリンピックを開催していることによって、日本がどうなっているのか》
《交わることのないパラレルワールドなら、なぜ日本の病院に入院している関係者がいるのでしょうか?日本の医療資源を少しでも使うのなら、無関係ではないのでは?IOCの人たちは、豪華なホテルで豪華な食事なので、自分たちは「別世界」にいるとでも思っているのでしょうか?》
《無関係とは全く言えない。責任逃れすごいねぇ。自分達の国ではないから好き勝手やってさ》
《五輪に付随する大きな人流が感染拡大を加速させている。また、今後、まだデルタ株がない国に感染を輸出してしまうおそれもある》

 

浮世離れした主張を繰り返すIOC委員たちこそ、まるで現実世界を知らない“パラレルワールド”の住人のように思えてならない――。

出典元:

WEB女性自身

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