21日、東京・後楽園ホールで映画『ボックス』の完成披露発表会が行われ、俳優の市原隼人(23)、高良健吾(22)、筧利夫(47)、女優の谷村美月(19)、香椎由宇(23)、李闘士男監督(46)が出席した。同作は、大阪にある高校のボクシング部を舞台に、天性のボクシングセンスを持つ主人公のカブ(市原)と彼に憧れてボクシングを始める優等生・ユウキ(高良)の青春を描く。市原と高良はボクシング未経験。クランクインの2か月前から猛特訓を積み、試合のシーンは吹き替えなしで臨んだ。李監督は「ふたりにはボッコボコに打ち合いをしてもらった。最後の2分間は1カット1テイクでやったし、永遠に残る名シーンになったと思う」と自信たっぷり。市原は「1カット1カット、本気で殴り合った。だからこそ笑い合えた」と話し、高良も「すごい緊張感だった。本気で殴り合ったことで互いに分かり合えた気がする」と振り返った。映画について、市原は「今ここに立って、映画が完成したと報告できることを誇りに思う。青春どストライクの人はもちろん、青春が懐かしい人も、明日から青春を味わいたくなる映画です」とアピールした。(撮影:鈴木鍵一)

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