1月18日、都内で、映画『キツツキと雨』の完成披露試写会が行われた。舞台挨拶には、俳優の役所広司(56)、小栗旬(29)らが登場した。

本作は、ある村にクルーを率いてゾンビ映画の撮影に訪れた気弱な映画監督と村の武骨な木こりの交流をユーモアたっぷりに描き出す。小栗は「さっきから若旦那と呼ばれていますが。年も明けたわけですし、気持ちを一新していこうかなと。『あいつ、舞台あいさつにはいつも着物を着てくるな』と言われるような奴になりたくて」と語ったが「一人だけ気合いを入れてしまったようで、恥ずかしいなという気持ちもあります」と照れていた。

また、出演者へ人生相談会が開催され、女性から「好きな人を思って、せつない涙を流すにはどうすればいいですか?」という相談を受けた小栗が困っていたら、役所が「ひどい男に捕まることだね」と答えると「そうですね」と同調していた。

俳優になりたいという男性から「夢を叶えるためにはどうすればいい?」と相談されると、小栗は「僕は家庭を持ったことがないし、人を養ったことがないのでわかりませんが、一寸先は闇なので、その覚悟を持ってやれるかということですかね」と、真剣な表情で語った。(撮影:江口明裕)

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