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「部屋がキレイになると、生活習慣も変わります。キレイな部屋をキープしたくなって自然とモノが減ったり、片づけとそうじが習慣化して、家族も喜びます。さらにヤセてキレイになれるんですから、一石“五鳥”以上の効果がありますよ!!」

 

そう語るのは、整理収納、そうじのプロ・清田真未さん(43)。そうじが体のラインを変えることに気づいた清田さんは、スポーツ健康医学が専門の大学教授に相談しながら、手軽で効果の出る「美そうじ」を考案。現在、多くの女性たちに指導を行っている。

 

「毎日のそうじで使う筋肉を意識するだけで、確実に体は変わります。ふだんの生活であまり動かさない筋肉を使えば代謝が上がって、消費カロリー量もアップ。私も最初の1カ月でウエストが1.5センチ細くなりました」(清田さん・以下同)

 

美そうじの基本は、朝の5分そうじ。朝起きてすぐ体を動かすことで血液の流れが活発に。代謝がアップし、ヤセやすい体質になる。

 

「朝は忙しくて無理と思われがちですが、時間帯を決めたほうが習慣化しやすいんです。5分なら、負担も少ない。習慣にしてしまえば、やらないと気持ち悪くなってきます」

 

そんな、ヤセちゃう「美そうじ」のやり方を紹介。

 

【基本1・払いそうじ】

 

ハンディモップで上部のホコリ払い。足は肩幅程度に開き、片足を前に出して体重をかける。腕をピンと伸ばし、腕全体に力を入れて一定方向に動かす。上級編は、このときにかかとを上げ、爪先立ちで移動しながらホコリを払う。

 

【基本2・ワイパーそうじ】

 

フロアワイパーで部屋の奥から入口方向へ下がるように床を拭く。ワイパーを押し出すときは、腕を伸ばしきるよう意識。ワイパーを引くときは後ろの足、押し出すときは前の足へ体重を移動させる。

 

【応用編・掃除機がけ(背中ヤセ)】

 

本体を片手で持ち上げて掃除機がけ。片足を前に出し、前後に体重を移動して全身を使う。身長の半分を目安にホースを押し出し、重心を移動して戻る。本体をできるかぎり高く持ち上げるとさらに効果がアップ。2分ごとに手を持ち替える。

 

【応用編・床拭き(お尻&太ももヤセ)】

 

膝を曲げて腰を落とし、しゃがみながら床を拭く。お尻を床につけず、コの字形に床を拭きながら後ろに下がる。腕は左右に大きく動かす。つらい人は片膝、片手をついてもOK。上級編は、腰をぎりぎりまで落とし、お尻は床につけずに拭く。

 

【応用編・窓ふき(二の腕ヤセ)】

 

腕全体に力を入れ、手のひらでガラス面を押すようにしっかり拭く。雑巾を動かす方向の足に体重をかける。右方向へは右手で、一段下がったら左手に持ち替えてコの字形に拭く。下のほうを拭くときも腰を落として、膝やお尻を床につけない。

 

【応用編・テーブル拭き(ウエストヤセ)】

 

テーブルに対して横向きに立ち、ウエストをひねりながらテーブルの奥の端から手前に向かってコの字形に拭く。上級編は、テーブルを背に後ろ向きに立ち、後ろ向きで拭いていく。

 

「朝そうじにおススメなのは、1日のうち過ごす時間の長いリビング。5分間タイマーをかけ、筋肉に意識を集中してそうじします。ルーティン化すれば、寝起きでも体が自然と動くようになります」

 

ここで欲張って、5分以上そうじするのは禁物だ。

 

「朝の“ついでそうじ”が厳禁! 調子に乗って『ここもあそこも』と欲張ると時間がかかり、毎日続けるモチベーションが下がってしまうのです。朝の美そうじは5分で終了するのが絶対ルールです」

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