アンチエイジングをうたう化粧品が続々と発売され「若見え」を意識する女性のための“美魔女ビジネス”は花盛り。少しでも「若く見せたい」と願う40〜50代が増えている。
でも、頑張れば頑張るほどよけいに老けて見える「ババ見え」になってしまう人も……。そこで、ヘアメークアップアーティストで美容に関する著書も多数出版している山本浩未さんに、改善すべき「ババ見えヘアメーク」のポイントを教えてもらった。
【1】つむじ周りで年齢がわかる
「髪のツヤとボリュームと白髪、この3つをきちんとカバーできていないとババ見えに。とくにつむじ周りの白髪は気づきにくいので鏡でチェック。スタイリング剤も上手に使ってください」(山本さん・以下同)
【2】前髪のボリュームが薄い
「前髪は、額のシワや生え際の白髪を隠せるので便利ですが、それが薄めだと寂しく老け込んだ印象に。ある程度の厚みを持たせること」
【3】老けを強調する「後れ毛」
「40歳を過ぎた大人女子に、“カワイイ後れ毛”など存在しません。それは“疲れ毛”です。髪をまとめるときに、この所帯じみた後れ毛を出すのはやめましょう。毛を少し引っ張って毛束感を出し、スタイリング剤でパサパサしないようにします。ピタッとまとめていいのは美人だけ!」
【4】ロング=女性的と勘違い
若いころ似合っていたロングも、ツヤや毛量が減れば、乾いた感じが前面に出て老け顔に拍車がかかります」
【5】染めた髪の長い放置
「染めた髪が伸びてきて上部分だけ色が違ってきた“プリン頭”は若い人なら許されますが、だいたいは『手入れを怠っているおばさん』と見られてしまいます。対策としては、頭頂部のボリュームを出して白髪が目立たない染め方をする。また顔周りの髪も厚く作ること」
山本さんの解説を参考に、自分のヘアスタイルを鏡でじっくりと眺めてみてはいかが?