年齢を重ねるたびに、ぽってりと広がり、だらんと下がっていくお尻。下着からお尻の肉がはみだし、ジーパンもかなりキツイ……。鏡に映った自分の後ろ姿を見て、「私って、こんなお尻だっけ?」と“四角いお尻”に嘆いている人も多いのではないだろうか。
「丸くプリッとしたお尻に見せるためには、“お尻の始まり”と“お尻の終わり”を作ることが大事なんです」
そう語るのは『四角いお尻を丸くする』(アイバス出版)の著者で、美脚・美尻クリエイターの金井志江さんだ。お尻の“始まり”とは、腰骨のあたり。お尻の“終わり”は、お尻と太ももの境目の部分だ。でも、それらを作るって、どうすればーー。
「そのためには、お尻の筋肉だけ鍛えてもダメです。とくにいまは太りやすい冬……。脂肪を蓄積させないために、腰回りやおなかなどを“総合的”に引き締める必要があります。お尻の“始まり”を作るとは、ウエスト回りをスッキリさせること。それだけでも、お尻は、たるんでいるときより丸く見えるんですよ」
四角くなったお尻を直すためには、「まずくびれを作ってから、お尻の筋肉を鍛えていくこと」が大事だという。
「意外と知られていませんが、代謝が悪いと、内臓の余分な水分が排出されず、おなかも『むくむ』のです。体の見た目を変えるには、このむくみを取り除くことは必須。マッサージするだけでも、凝り固まった脂肪をほぐせますし、何より“便秘解消”にもつながるんです」
そこで、金井さんに“美尻”を手に入れるためのマッサージを伝授してもらった。
(1)おなかをグーでジグザグ
体にマッサージオイルやボディクリームなどを塗ってすべりやすくしてから、グーにした両手で、胸の下あたりから骨盤くらいまでをジグザグにもみほぐしていく。これを5往復。
(2)おなかをグーでグルグル
同じくグーにした両手で、おなかをグルグル回すようにほぐしていく。1も2も、おなかをマッサージしたことがない人や、便秘がちな人、内臓の動きが鈍くなっている人は、少し痛く感じるかもしれないのでゆっくりと行う。これを10回。
“美尻”を手に入れるためには、まずお尻と関係ないように見える「おなか」をほぐすことが重要だそう。