画像を見る

「コンビニの『なんとなく体に悪くて太りやすい』イメージは、もう古い! いまやコンビニは“健康の最先端”がそろう場所です」

 

そう熱く語るのは、管理栄養士・コンビニ外食研究家で、著書に『コンビニ・ダイエット』(星海社新書)がある浅野まみこさんだ。

 

「コンビニには『1日分の食物繊維』や『高タンパク質』など健康志向メニューも多く、また、ほぼすべてにカロリー、糖質、脂質、タンパク質、塩分など栄養価が表示されています。ですから、瘦せやすい食品を選ぶのも簡単。コンビニ食品を上手に活用すれば、無理なく健康的なダイエットができますよ」(浅野さん・以下同)

 

コンビニでは、おにぎりやサンドイッチなど炭水化物が目につくが、何をどう選べばいいのだろう。浅野さんは、次の3つのルールを守るだけでよいという。

 

【ルール1】炭水化物は1つ

糖質過多を避けるのはダイエットの鉄則。糖質Wはやめよう。

 

【ルール2】カロリー表示を確認する

低カロリーを目指す必要はない。食品の裏側にあるカロリー表示と次の計算式から算出した1日に必要なカロリーを比べて、カロリーの取りすぎに注意しよう。

 

〈まずは目標となる標準体重を計算しよう!〉

[身長(m)の2乗]×BMI22=標準体重(kg)
※例:身長168cmの場合は、(1.68×1.68)×22=約62g

 

〈次に1日に必要なカロリー(kcal)を計算しよう!〉

目標体重(kg・標準体重)×身体活動量(以下から該当数値を選ぼう!)=1日に必要なカロリー(kcal)
※例:デスクワーク中心で目標体重60kgの場合は、60×25~30=1,500~1,800kcal/日

 

身体活動量の目安

25~30kcal:デスクワークが中心・主婦など
30~35kcal:立ち仕事が多い職業
35kcal~:力仕事が多い職業

 

【ルール3】栄養バランスを意識する

「栄養バランスが崩れると、ダイエットは成功しません」という浅野さんは、バランスよく食べて痩せるために“自分定食”を勧める。

 

自分定食とは、主菜(おかず)と主食(ご飯や麺類など)、野菜の分量が1対1対1になるように自分なりにセットメニューを組むこと。サラダチキンが主菜なら、おにぎり1個とサラダ1パックで、サラダチキン定食の完成だ。

 

とはいえ、コンビニ食品はスーパーより割高なので、毎日続けるのは家計的に厳しいのだが……。

 

「食費を抑えるには、カット野菜や冷凍野菜、3連パック豆腐に卵など、リーズナブルな食品を活用した“ちょい足し”が有効です」

 

たとえば、ミートソースパスタなら、ひき肉のソースとパスタで主菜と主食はOK、野菜は、冷凍野菜がおすすめだという。

 

「冷凍のブロッコリーやほうれん草を常備しておき、凍ったまま、ミートソースにトッピング。全部まとめてレンジでチンすれば、緑黄色野菜たっぷりのミートソースパスタのできあがりです」

 

さらに、読者世代にはタンパク質にも注目してほしいという。

 

「ダイエットにも、アンチエイジングにも、筋肉を維持するためにもタンパク質が大切です。目安は体重1キロあたり1日1グラム。裏の栄養価表示を見て、タンパク質量を計算しながら食品を選びましょう」

 

豆腐や卵、チーズを足して、タンパク質を増量させるのも◎。そんなコンビニ食品にひと手間アレンジを加えたダイエットレシピを紹介。

 

【関連画像】

関連カテゴリー: