■運動もタイミングが鍵。食後15分以内の「2分スクワット」が◎
夜は糖質の量を少なくして、三食の食後15分以内に運動をすると、糖質を帳消しにできる効果があるという。
「食事を取り始めて15分ぐらいすると血糖値は上がり始めますから、のんびりお茶など飲んでいないで、体を動かしましょう。ウオーキングもいいのですが、おすすめは12秒×10回スクワットです」
ゆっくり腰を下ろし(6秒)、ゆっくり立ち上がる(6秒)。1回のスクワットに12秒。これを10回トライしたい。
■自分を責めない。毎朝体重計に乗り、「痩せた自分」を想像する
甘いものが食べたい欲求に駆られたら、それは自分の意志が弱いからではなく、脳が糖質を欲している証拠。また、リバウンドしても「またやり直せばいい」といった気持ちで、あまり自分を責めないようにすると続けやすいという。
「リバウンドしても自分を責めないで、また出直せばいいのです。あきらめないで糖質制限を続けること。ダイエットが成功した魅力的な自分を想像すると、停滞期を乗り越えられますよ」
ダイエットが成功したときの自分を頭の中に描きながら、停滞期を乗り越えよう!
【PROFILE】
牧田善二
糖尿病専門医、医学博士。AGE牧田クリニック院長。年間3000人以上の患者を診る。エイジングケアやダイエットの分野でも活躍。『糖質中毒 痩せられない本当の理由』(文春新書)など著書多数