更年期女性が気をつけたい「おばさん口臭」…歯ブラシ1本でできる対策とは
画像を見る あなたも会話中に顔を背けられたり、距離をとられた経験はありませんか?

 

食生活にも注意が必要だ。

 

「口臭は血液がドロドロになっているサインでもあるんです。体内の鉄分が不足すると、唾液のもととなる良質な血液が作られません。鉄分の補給にはビタミンCを多く含む野菜・果物・芋類や、牡蠣、シジミ、緑黄色野菜、レバーなどを摂取するのがオススメです。逆に気をつけたいのは加工食品、スナック菓子など。これらの食品は鉄分の吸収を阻害します」(中城先生、以下同)

 

最近、中城先生が発見した新しいタイプの口臭がある。

 

「しきりに自分の口臭を訴える患者さんがいたのですが、診察中には測定器で調べても口臭が出なかったんです。話をよく聞いてみると、デスクワークをしているときや、スマホをいじっているときに臭うとのこと。そこで、患者さんにご自宅でスマホを使っているときの呼気を臭気袋にとってもらいました。その呼気を検査したところ、確かに臭気が確認できたのです」

 

5年ほど前から同様の症状を訴える患者が増えているという。

 

「私はこれを“スマホ口臭”と呼んでいます。その名のとおり、スマホを長時間使う人に現れる口臭です。スマホを使っている人の姿勢を見てください。前かがみの猫背状態で固まり、呼吸が浅くなっているはずです」

 

この姿勢を長時間続けていると交感神経が優位になり、唾液の分泌量が減ってドライマウスを招き、口内の悪玉菌が増えて口臭の原因となるのだそう。

 

ドライマウスは特に40代以上の女性に現れやすいと中城先生は指摘する。

 

「更年期世代ですので、ホルモンバランスの乱れから唾液が減ることのほか、運動不足や血流の滞りも一因ではないでしょうか」

 

スマホ口臭の解決策はシンプルで、スマホを使う時間を減らし、遠くを見たり、ウオーキングなどの軽い運動をするとよいのだそう。

 

「姿勢がほぐれると唾液が出やすくなり、口臭が緩和されるようになるからです。しかし、再びスマホどっぷりの生活を繰り返せば元に戻り、根本的な解決にはなりません。時にはデジタルデトックスも必要です」

 

そして、中城先生がスマホ口臭と共に指摘するのが「老け顔」だ。マスク生活で話す機会が減り、同時に表情筋を使うことも減った。その結果、自然と口周りの筋肉が衰えて、ほうれい線が深くなったり、頰の筋肉がたるんでブルドッグ顔化が進む。こうなると、唾液の分泌量が減り、口呼吸が増え、口臭も悪化する。

 

そこで中城先生がオススメするのが、唾液を出す「ツボ押し」と、頰や口輪筋を鍛える「歯ブラシストレッチ」だ。

 

唾液を増やすツボは、顎の先端と後方にある。一つは顎先端の下側で、真ん中の少しへこんだところで上廉腺という。もう一つが傍廉腺で、下顎の最後方より2~3cm手前、骨の内側の少しへこんだところにある。ここを指で圧迫すると唾液が出てくる。これを一日数回行うこと。

 

「歯ブラシストレッチ」は、歯ブラシを使って口の中から筋肉を伸ばすエクササイズだ。口周りの筋肉は骨とくっついていないため、伸びやすくできているのだそう。歯ブラシの背の部分で頰を内側から押してグッと伸ばし、その後、下から上にこすり上げる。さらに、歯ブラシで頰を押した状態から自分の力で押し返す。このとき、頰にグッと力が入るため、頰の筋トレになる。

 

最近、ほうれい線が気になっていた記者も「歯ブラシストレッチ」を実践してみたところ、頰があまりにも伸びることに驚いた。気づかないうちに頰の筋肉が、相当たるんでいたようだ。歯ブラシで頰を押し返すストレッチをした後は、頰の筋肉の疲労感があった。

 

「このエクササイズを1週間も続ければ変化を感じられるでしょう。1カ月続ければ、顔の輪郭も締まって、老け顔から脱却できます」

 

口周りの筋トレで顔のたるみも口のニオイもスッキリ。今日から歯磨きついでに実践してみよう。

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